「いじめ問題」ってよく聞くけど、「いじめ」って言葉は最適なのかなあ?

私は、趣味でショートショートを書く人間です。と言っても最近全然書いてないですが、一応やめたつもりもないので。インディーズのショートショート作家、とでもいいましょうか。
公募も賞レースも一時期頑張っていましたが、あんまり得意ではないことに気づきました。書いたもので戦うのではなく、戦うために書こうとしてしまうので、擦り切れそうになっちゃうんですよね。今は「勝つ」とか「戦う」じゃなくて「楽しむ」ためだけに書くように心掛けてます。

私はただ、趣味で創作をしていくだけですが、なるべく正しく伝わりやすい言葉を選ぶとか、書いていて気持ちのいい言葉を選ぶとか、そういうことは意識してなくはないです。


そんな私が今、一番よく分からなくなっていて、一番気持ちの良くない言葉が「いじめ」なんですよね。


なんか、聞くだけでどんよりした気持ちになりません?
「いじめられっ子」って、そんなレッテル貼られたら、何にも悪いことしてないのに、みじめな感じしません?
「いじめられっ子」が弱くて、「いじめっ子」の方が強い、みたいな感じしません?
「いじめられっ子」になりたくないから「いじめっ子」になるとか、ありません?

いじめ問題は、この問題を「いじめ」という言葉で表している限り、なくならないと思います。
もし今「いじめ」を受けていて辛いと思っている方、「いじめ」を受けて辛かったと思っている方が読んでくれているのなら、一度立ち止まって、「いじめ」って言葉が存在しないと思って考え直してみてほしいんです。

そうすると、本当は、あの人の、あの人たちの意地が悪いだけじゃないですか?

「いじめ問題」って、誰もが当たり前のように言っているけど、これって本当は「意地悪をしてしまう人の問題」なんじゃないのかなあ。

今の言葉では「いじめられた」あなたへ。私が思う「意地悪な人に意地悪されただけの」あなたへ。

あなたは被害者ではあるけれど、この問題の当事者として括られることはないと私は考えます。

私は、あなたの事を「いじめられっ子」「いじめられていた子」と安易に括るようなことはしません。「意地悪な人に意地悪されている方」「意地悪な人に意地悪された方」です。

やっぱり言葉自体があんまりよくない気がする。


たわごとかもしれませんが、私は「いじめ」という言葉を安易に使うのをやめることから、この問題の解決の糸口が見つかればいいなと、切に願っています。


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