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pikako
2015年10月7日 12:26
#34 相変わらずのまとわり付く空気とまだぎこちない歩みのせいで、二人より息が上がってきた。まだまだあの白い丸は近づいてこないが、怖さはなかった。 ただ両側の闇の中には、精霊や邪悪な何かは、蠢いているそんな気が漂う道で、とても一人では行くことは出来ないと思った。 「この道は、昼間はどんな感じですか?」思いきって聞いてみた。「昼間?昼は、木漏れ日がキラキラしていて、花や緑