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「一回自分を疑うこと」の大切さ

こんにちは。ppCotです。

みなさんは仕事をしていて、誰かがミスをすると「何でこうするかなー」「普通はこうしないかなー」などと思う場面があると思います。

ちょっと想像してみてください…

例えば、『あなたが新人Aさんに研修をしました。しかしAさんは教えられたことがうまくできず、ミスをしてしまいました。』
こんな時、みなさんならどう思いますか?

「研修で教えたのになぁ…」と残念に思う人がほとんどだと思います。
中には怒りがわいてくる人もいるかもしれません。

しかし、Aさんにも「正当な理由」があるとしたらどうでしょう。

「だったら仕方ないね!次から気を付けようね。」という気持ちになりますよね。

「正当な理由」があれば納得して感情を抑えられるのに、「正当な理由」を聞く前の状態のときになぜ、悲しい気持ちや怒りがわくのでしょうか。

それは原因を探るより先に感情が動いてしまっているからです。
感情が先に動くと、視野が狭くなって広い視点で回りが見えなくなってしまいます。

視野が狭くなっているといいことはない

視野が狭くなっている時、大きなミスを招いたり人間関係にヒビが入ってしまったりと、いいことはほとんどありません。

そして、いいことがない状況なのに自分ではなかなか気づくことが難しいというとても厄介な状況です。

先ほどの新人Aさんの例で考えてみると…

感情が先に動いてしまうことで「研修で教えたのに」という考えが先行し、そのことで頭がいっぱいになってしまいます。

そのせいで「なぜミスをしたか」という一番大切な部分の確認が出来なくなってしまいます。

一つの考えで頭がいっぱいになってしまった時は、必ず一呼吸おいて「なぜ?」を考えるようにしましょう。

できれば怒りや悲しみといった感情が動く前に「なぜ?」が考えらえると一番良いです。

「研修したのになぜミスをしたのか」、「なぜAさんも自分もミスをするまで気づけなかったのか」、「なぜAさんも自分もミスが予測できなかったか」など、挙げてみると自分自身も反省すべき点がありますね。

そんな状態では相手だけを責めるわけにはいきません。

しっかり原因を探りつつ、気を付けるポイントをパスしつつ、次のミスを防いでいくことでお互いに気持ちよく仕事を進めていけるようになります。

しかし感情を抑えるのは難しい…ならどうする?

先ほどと正反対の話になりますが、人は考えるよりも先に感情が動いてしまうことがあります。
そして感情が動いてしまうとなかなか正常な判断が出来なくなってしまいます。

そうすると感情が動く前に「なぜ?」を考えられなくなってしまいますね…

ではどうしたらいいか。

それは何度も何度も訓練をすることが大切です。
失敗しても、うまくできなくても繰り返し訓練することで真っ先に「なぜ?」が考えられるようになります。

「叱る」と「怒る」の違いと「怒ってもいいタイミング」

よく『「叱る」と「怒る」は違うんですよ!』という文章を見かけます。

実際にしっかり区別をしていかなくてはいけないところです。
そしてこれらの違いはあちこちで書かれているので今回は割愛します…。

「叱る」と「怒る」の違いを理解して区別するのも大切ですが、「怒ってもいいタイミング」は意識していますか?

多くの人は「ミスをしたんだから怒ってもいいのでは?」と思うかもしれませんが、それだけでは「間違い」と言わざるを得ません。

怒ってもいいタイミングは、「しっかり説明をして、相手の理解を得られている時だけ」です。

いろいろなシチュエーションがあるので一概に言えないパターンももちろんあります。

「しっかり説明して」という部分はできている人が多いのですが、「相手の理解を得られている」というところの確認までできていない場合がほとんどです。

相手から「もう!わかってるよ!」と言う言葉が引き出せていたらなお良いでしょう。「理解が得られていない」のは、100%相手だけが悪いというわけではなく、教え方や説明の仕方、使用するツールや環境など様々な事が原因で「理解できなかった」という可能性があります。

新人さんや部下がミスをしても「なにしてんだよ!」なんて思わずに、ぜひ「なぜ?」を考えてみてください。

そしてミスをした理由や理解できていなかった理由を探ってみてください。

自分を疑ってみることで意外と知らなかったことが見えたり、意外とゴールへの近道を見つけられることがあります。


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