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哲学プラクティスに関わる人への9の質問 #11 堀越耀介さん

1.肩書き・職業など

東京大学大学院教育学研究科博士後期課程
日本学術振興会特別研究員(DC2)

2.現在の主な活動

学校での哲学対話(P4C)、町や大学での哲学カフェ、企業での哲学コンサルティング、哲学対話を用いた社員研修や企業講演、哲学プラクティスにかんする書籍・記事執筆、P4Cの教育哲学的な理論研究、大学の非常勤講師

3.はじめて哲学プラクティスに出会った日はいつですか?

上智大学文学部哲学科に在学していた2010年に、初めて哲学カフェに参加しました。

4.はじめて哲学プラクティスを実施したのはいつですか? 

上智大学文学部哲学科に在学していた2011年に、高校の授業で哲学対話を行うための企画・運営に参加し、進行役も担当するようになりました。

5.哲学プラクティスを、はじめてやろうと思ったのはなぜですか?

哲学を専攻している学生として、哲学的な思考や対話が社会で活かされることに大きな意義があると感じたからです。特に、他者の観点を学び、根源的に世論を形成するという広い意味での政治的な役割もあると感じていたことが大きいと思います。

6.今まで哲学プラクティスを続けてきたのはなぜですか?

(1)哲学を専攻・研究した人の価値あるキャリアパスの一つとして成立するようになったこと、(2)5の質問で述べた社会的・政治的意義の大きいこと、(3)学校教育における生徒・児童の方々の反応がとても良いことです。

7.活動の中で、一番大事にしていることはなんですか?

一人でも多くの声や観点が通り過ぎられず、一度でも顧みられるようにすると同時に、単にそれが意見交換会のように終わるのではなく、方向性ある探究として哲学対話を進行することです。

8.あなたにとって、哲学プラクティスとは?

根源的な意味で私たちが常にしているはずの「哲学すること」を、あえて意識的な段階に取り戻していくことで、より自由に、よりユニークになっていくことができるものの、本来的には単にそれを行うこと自体が目的である活動。

9.影響を受けた活動、人物がいたら、教えてください。

活動:ソクラティク・ダイアローグ、哲学コンサルティング、哲学カフェ、P4C
人物:寺田俊郎さん梶谷真司さん、ウォルター・コーハンさん、トマス・ジャクソンさん、ガート・ビースタさん、ナンシー・ヴァンシールガムさん

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※「哲学プラクティスに関わる人の9の質問」については以下をご覧ください。


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