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海外生活のストレス

昨年の11月からワーホリビザでイギリスに来て、早くも半年以上が経ってしましました。
今年のロンドンは意外に暑く、日中はたまに扇風機もつけながら仕事をしています(普通の住宅にはクーラーは設置されていません)。
気温の上昇で早速体調を崩してしまい、ここ数日は意識して家の中にこもって養生しているところです。

今日は海外生活のストレスについて書きたいと思います。

私は生まれてから(イギリス留学時代の1年間を除いて)これまで30年ほどずっと日本に住んでいた、生粋の日本人です。
両親も日本人で、私がイギリスに来るまでパスポートも作ったことがなかったような超ドメスティック日本人です。
当然幼少期は海外旅行にも行ったことがありませんでした。
そんな人が急にイギリスに来て一人暮らしするとどうなるかということですが、

・とにかくアジアの食事が恋しい
・孤独
・英語
・英語
・英語

です。

まず食事は当然コンビニなんてものはないですし、スーパーのお惣菜?的なものも大体衣がぎっしりついた揚げ物かパイ(肉類が入ったお惣菜系のパイ)なので、当然私の味覚を満足させる&胃腸に優しいものではありません。ただでさえ中華や韓国料理が好きな私は、日本でも街のラーメン屋や日高屋のようなチェーン店に行くのが大好きだったので、そういう選択肢がかなり少ないことは堪えます。日本人でもパン大好き、ケーキ大好き、というような方を見ると、本当に羨ましいです。私は小麦粉(パン・クッキー・ケーキなど)を食べすぎると体調を崩すので・・・

孤独、についてですが、おそらく駐在員の方の帯同で来ていらっしゃる方やパートナーと同居されている方は相手との関係で苦労をされていると思いますが、一人暮らしは一人暮らしで気楽な反面やはり寂しいなと思うときがあります。夜中に泣いているとき、横で慰めてくれる人がいたらなとか。まあ一人で泣くのは一人で泣くのでそれはリフレッシュになって良いのですが・・・
一人暮らしだと、何もしないと仕事仲間としか話さず一週間が終わるということもあり得ます。私はそれが嫌なので、意識して日本の友達や家族に電話しています。性格にもよると思いますが、やっぱり人と話すことで気持ちが落ち着くのは大いにあるので、大して話すことがないなというときでも「相手もきっと電話をもらえて嬉しいはず」と言い聞かせて(笑)電話して愚痴を聞いてもらったりすると自分のリズムのようなものが取り戻せて良いです。

最後の英語ですが、やはり最終的は言語ですね。海外の難しさはすべて言語(+文化)だと思っています。私も31歳で、日本では自分一人でほとんど何でもできます。何も考えずに話して、何も考えずにメールを打って、何も考えずに買い物して、何も考えずに仕事ができます。社会人7年目くらいなので、顧客との打ち合わせもそれほど緊張することはありません。

でも場所が変わると、途端に5歳児にでもなったかのような気持ちになります。
大人たちの会話がわからない、ここでの常識がわからない(医療制度・保険制度、挨拶、何か失礼で何が許されるのか・・・)、超有名な芸能人の名前がわからない、昔流行ったドラマ・映画を知らない、ジョークの意味がわからない、いちいち話すのに緊張する・・・本当に自分が馬鹿みたいに感じます。顧客との打ち合わせだって「どうやって話を遮れば良いのか」「変なことを言ってるんじゃないか」「完全に意味を誤解していたらどうしよう」「文法や単語がおかしいせいでうちの会社の評価が下がったらどうしよう」と心配・自分への苛立ちばかりです(それで発言しないでいると怒られるし本当に自分が情けないです)。

5歳児なら「わからないけど、わからないことを恥ずかしいと思う知能がない」ですが、31歳は自分を客観的に見られるので自分自身で「できないことがよくわかる」し「本当はできるのにできないと思われる悔しさ」も相まってかえって辛さも増します。日本にいたときは海外に住めないことが悲しくて泣いていましたが、イギリスでは「英語だからできない」悔しさで涙を流すことがたまにあります。まあそれは変えられない事実なので、ちょっとずつでも英語力を伸ばすしか道はないです。そもそも生きていくことが超簡単だったことなんてない、簡単=楽しいではない、私は苦労をしに来ているんだ、とその都度言い聞かせています。私は海外に住みたいと思いつづけていたので、「苦労をしに来ている」「こうやって辛い思いをするためにやってきた」と考えると割としっくり来ます。

皆さんはどうやってストレスを解消されているでしょうか?まだ行ったことはないのですが、いつかカウンセリングにでも行ってみたいなと思います。また機会があれば現時点でのストレス解消法なども書いてみたいと思います。


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