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感情はナマモノ

1年ほど前、偶然本屋で立ち読みしてHSPという概念を知った。

HSPとはハイリー・センシティブ・パーソンの頭文字を取った言葉で「視覚や聴覚などの感覚が敏感で、非常に感受性が豊かといった特徴を生得的に持っている人」のことをいいます。

「私じゃん」としか思えなかった。


周りから見た私はきっと、些細なことを気にして落ち込んだり、小さなことで馬鹿みたいに喜んだり、なんでそんなに一喜一憂すんの?って感じだと思う。


感じることが多い分、感情に振り回されそうになる。

だから冷静な自分でいようと努める。

特に負の感情を持った時は尚更。


嫉妬、恨み、惨めさ、悲しみ、憎しみ、怒り・・・。
自分から湧いてきた見たくない負の感情は、心のゴミ箱に捨てて蓋をしてきた。


だって傷つきたくないし。


そんなちっぽけな自分認めたくないし。


そうして目を背けて逃げることを繰り返すと

無理やり詰め込んだ負の感情で、いつしか心のゴミ箱が溢れる。


時間が経って腐敗臭を帯びた感情に嫌でも気付かされる。


気づかないフリができなくなった私は、

弱い自分を見せつけられて、処理の仕方がわからなくなる。


そんな行き場を失った感情をぶつける先は、決まって大切なひとだったりする。


自分が傷つきたくないから 大切な人をを傷つけてしまう。


そんな自分がもっと嫌になる。


きっと湧き上がったその時々で、向き合わなきゃいけなかった。


ゴミ箱に押し込めることはもう辞めよう。


嫌な感情が湧いてきたちっぽけな自分も、

それでいいじゃん。


そう言えるように自分を認めてあげよう。


そんなことを思った今日この頃。

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