見出し画像

「みんなで沿岸部に人工的なレースを編む」 進捗状況2022年11月

こんにちは!引き続きプロジェクトの進捗状況です。


●2022年11月28-29日 現場検証④
場所:荒浜防波堤 人数:6人

先月のアイデアを現場検証。

1/700サイズで試作
このうち幅7.5m×縦5.6mの範囲を現場でやってみることに

まず29日は適当な杭を打ってみて、どれくらい深くまで打ち込めるか、打ち込めるエリアはどこかを定めてからホームセンターへ杭を買いに行くという工程。役場に確認したところ、どこでも杭が入っていくとは限らないということだったのでした。家にあった園芸用の支柱を適当な場所何箇所かにハンマーで打ち込んでみたところ、難なく入りましたのでおそらく場所は選ばずということで大丈夫。しかもこの園芸用の支柱、ハンマーで打っても大丈夫なくらい丈夫なので、検証用に高価な杭を使わずにこの支柱で行くことにしました。

検証なので少々曲がっているのもご愛嬌!

太さ10mm長さ900mmの支柱を200mmほど深く打ち込みました。間隔は横1.5m縦5.6mです。
DIY系の作業でいつも頼りにしているプロジェクトマネージャーのおひとり、高谷隊長とアーティストメンバーの相澤さんにサポートいただき、あっという間に打ち込み終わり、この日の作業は終了。園芸用の支柱、緑色なので雑草生い茂る防波堤でも浮かなくて本番でもひょっとして良いかも、と思い始めています。

翌日はドローンを飛ばす関係で小雨や風が心配でしたが雨の合間を縫って敢行。昨日の杭に、200mm幅の白布をかけながら編み模様を作っていきました。布は7月に漁師さんから頂いたタイベックシートも使用してみました。

高谷さんご夫妻、シェフの鹿子田さん、広報の黒田さんがサポートしてくださいました!
ドローンからの映像を確認
地上からの見え方も確認
ドローンからの画像。波がレースのフリルのように美しく、作品もはっきり見える

この日は風が強く、布のカット面からひらひらとほつれが発生するほどで悠長に検証できなかったのですが、このドローンが撮ってくれた写真を見てこの方法に可能性を感じました。薄い布を1枚かけていってるだけなので、空から見えるのかが心配だったのですがこの通り、思いがけず、見えました。もしかしたら風でたなびいたのが良かったのかもしれません。たなびくことで波の揺らぎ感も出ます。ですので無風でも良くないのですが、やはり本プロジェクト実施時期は風が弱く風向きも今の時期とは異なる夏場、6-9月のどこかと決めました。

風のデータ

季節が必然的に決まったので、来年の夏にプレ実施みたいな気軽な感覚で100-200mの規模でプロジェクトを実施してみるべく、調整に入ります。
今回の検証ではプロジェクトメンバーから様々なフィードバックをいただきました。風に対応するため、布に穴を開ければいいのではないか、船のマストのような素材もいいのではないか、廃漁網のリサイクルをしている企業や人物のご紹介、来夏のプレ実施の際に小学校に協力してもらうのはどうか、夏場の草刈りの事情や時期の共有などです。ドローンが撮ってくれた写真からだけでなく、こういったことが自分のモチベーションを上げてくれます。

今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
ではまた次回の投稿をお楽しみに!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?