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心理学コラム⑧性格の5因子モデル
世の中には、まったく同じ人はいません。
肉体的な差異に加えて、育ってきた社会環境、経験の蓄積、文化的背景など、様々な要素が集まり、個人の「性格」が出来ています。
性格に関する理論は、さかのぼれば数千年前、古代インドや古代中国の時代から始まります。
性格の理論に関する歴史は非常に長いため、今回は割愛しますが、
様々な性格の理論が発表されては検証され、淘汰されていく中で、
近年は「性格の基本次元は5因子である」という理論が一定のコンセンサスを得ています。
この理論は「ビッグファイブ」「5因子モデル」などと呼ばれています。
以下に、5つの因子それぞれが、高い場合と低い場合の特徴を簡単に書きましたので、ご自身と照らしながら見ていただくと面白いかと思います。
①外向性(Extraversion)
高い:社交的、流行や変化に敏感
低い:人と打ち解けるのに時間がかかる、地道にものごとに取り組む
②協調性(Agreeableness)
高い:正直、親切、他者の感情に敏感、他人を優先しすぎる
低い:利己的、自分の利益を優先する
③良識性(Conscientiousness)
高い:責任感が強い、何事も徹底的に取り組む、細かいところまで目がいく
低い:気まぐれ、物事は適当に取り組む
④情緒安定性(Emotional Stability/ Neuro-ticism)
高い:情緒的に安定している、問題に冷静に対応できる
低い:情緒的に不安定で、不安や緊張が強い
⑤知的好奇心(openness for experience/ Intelligence)
高い:好奇心旺盛で、様々な知識や経験を求める
低い:新しい知識や経験を求めない、従来のやり方にこだわる
写真:梅の花 北野天満宮にて
参考文献)
村上宣寛・村上千恵子(2008)主要5因子性格検査ハンドブック 改訂版ー性格測定の基礎から主要5因子の世界へー, 学芸図書.
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