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【#読書感想文】 骨の記憶

※ネタバレはありません、ご安心ください😊

東北の没落した旧家で、末期癌の夫に尽くす妻の清枝。ある日そこに51年前に失踪した父親の頭蓋骨が宅配便で届く。差出人は集団就職で町を出た翌年、火事で死んだはずの同級生・長沢一郎だった。「骨」に込められた思いと秘密とは? 高度成長期の昭和を舞台に描かれる、成功と喪失、そして復讐と因果の物語。

この物語は、あらすじにありますように清枝に「父親の頭蓋骨」が届くところから始まります。

なぜ火事で死んだはずの長沢一郎から届いたのか?

その謎を解き明かしていくように、物語は進んでいきます。

時代は、戦後の混乱期から高度経済成長期。

集団就職で東京に出てきた一郎は、就職先で我慢に我慢を重ねた挙げ句、ある出来事をきっかけに運命は大きく変ります。


僕の読み終えた印象では、「成功と喪失」よりも「復讐と因果」が深かったですね。


欲と嫉妬が原動力となった人、そして、欲と嫉妬に振り回された人。

すべてを知った清枝が、末期がんの夫にとった行動は…

ラストが気になる方は、ぜひ読んでいただきたいです😉

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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