マーケティングと人間の心理3

立秋がきましたね。
まだまだ夏は続きますが、天体エネルギーは確実に秋に舵を切った様子。

天のエネルギーを地が受けて、私たちが体感するので、天体とタイムラグがありますね。理科の時間に、12時に一番太陽が高い位置にあるのに、気温は14時あたりが一番高いと習ったことを思い出しました。

本題に入ります。先回の続きです。

商品選択と人間の心理についてでしたね。

消費者、もっとマスで見た時に、「こういう傾向があるみたいだぞ」というのが、かなりわかってきました。個人個人で見たら個性があるが、マスの傾向として「こうなりやすいぞ」というのが確実にあるのです。

「行動経済学」はダニエルカーネマンが2002年にノーベル賞を取ってから注目を浴びている学問。

それを経営に活かしてみませんか?というのが、今回のテーマです。

事例をみてみましょう。

★ショッピングモールで自転車を売っていた。どっちが売れますか?

A:7種類の自転車屋 B:20種類の自転車屋

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Bの方が、立派だしブランドもありそうだし、よさそうに思いませんか?
でも、

実際やってみたら、断然逆。

ショップAの売上が高いだけでなく、
買ったお客さんの満足度が高かったという実験結果が出ました。

何故かというと、

私たちはモノを買う時に、どういう心理になるのか?

【色々と悩んだり迷ったりするのはめんどくさい】んですよ。

それを避けたいって潜在的に思っている。

「いっぱいあるからイイ」って、売る側は思いますよね。

でも、それは間違いだった。

そうじゃなくて、

ある程度
「絞ってあげて」「選びやすくしてあげる」方が、選ぶ側にはストレスが無いわけ。

「めんどくさい」という心理的コストがなくなるのです。

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【メニューが少ない方が絶対売れる】

メニューが多いほど儲かるは、錯覚。メニューが多いほど大きな会社は、錯覚。

そうすると、

わかりやすくするために、あえて極端な表現を使いますが、

「味の悪いレストランほどメニューが多い。」

全部まずいんです。

味のまずい飲食店はメニューを多くすれば客が入ると錯覚している。経営者側が。

だから、

料理を「あれも作ります」「これも作ります」というラーメン屋のラーメンはマズイ。

ラーメン2種類みたいな感じでパーンと決めているところが、絶対オイシイ。
メニューの数が少ない方が絶対ホンモノ。
メニューの多い方が大きく立派に見えるという錯覚なんです。

これを、人材に置き換えてみましょう。

それは次回で。

ここまででも、すぐに着手できそうなことがあれば、実行されたらいいと思います。

どこかで学ばれたことがある内容かも知れまんが、聞きっぱなしでやってなければ、意味がない。

Q:「いつやるの?」

A:「今でしょ」

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