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ノルウェー3泊6日ひとり旅 ~1日目②|オスロ空港国内線乗換・ベルゲン到着まで~

無事オスロ空港に着いた。
時刻は12時。14:05発のスカンジナビア航空 ベルゲン行きまで時間がある。
次なるミッション「昼ご飯を調達せよ」が始まった。

14:05 SK267便 Bergen行き

搭乗のチェックインはアプリを使ってオンラインで済ませたが、受託手荷物の手続きが必要。どこも自動化・省力化の鬼で、受託手荷物手続きはすべてセルフ。チェックイン機械で受託手荷物用バーコードを発券。スーツケースに貼り付けして、バーコードをスキャンしてベルトコンベアに載せた。

やり方がわからなかったので、いかにもスタッフという格好をした(黄色いビブスを着た人)に声をかけて、ハロー、first time、I don't know what to do.みたいなことを言ったら、親切に教えてくれた。恐らく20歳ぐらいの人だったが、対応が落ち着いて丁寧で尊敬した。

自動手荷物預け機 スーツケースに貼り付けたバーコードのスキャンなどが終わると、ベルトコンベアで機械の中に吸い込まれていく

さて、昼ご飯をどうするか。空港内にはカフェもあったが、ビジネスマンなどが優雅に座っている。まだ入る勇気は出てこない。
そんなときにはコンビニ。KIOSKという名前を見て落ち着く。
店内を一通り見て回って、どんな風に買い物をするのか他のお客さんの様子もうかがって、ついにレジへ。
見た目的にアップルパイかな?と思った何かと、ノルウェー土産の定番といわれているチョコレート菓子、セルフコーヒーを注文。(セルフコーヒーの注文は、前のお客の問答をそのままコピーすることにより切り抜けた)
支払いはクレジットカード。

コンビニありがたや

初日の昼ご飯。ちなみに右のそれは、アップルパイではなくカロリー摂取をメインとする食べ物だった(カロリーメイトの柔らかい版みたいな)。コーヒーでちょっとやけどしたけど、ご飯にありつけたので、合格!ミッションコンプリート!

昼ご飯 熱々のコーヒー コーヒーの綴りはKAFFEなんだね

保安検査に行こうと歩いていたら、頭に布を巻いた中東?インド?系の3人組に、記念写真を撮ってくれと言われた。快諾したが、待てよ?かけ声は?ハイ、チーズじゃないよな・・・?という思考が始まる。
とっさに、three・two・one・カシャで何とか切り抜けた。
どどーんと設置してあった何かの彫刻作品の前で、2枚ほど写真を撮ってあげた。ヘイ、smiling!とか言えば良かったかな?とか後で考えた。
海外で誰かの役に立てたという事実だけで、気分が良くなった。ああ、うれしい。

記念撮影したのはこの彫刻前ではないが、ノルウェーにはいろんな所に彫刻が設置してあって、山口県宇部市みたいだと感じた。(宇部市彫刻マップ

保安検査通過後に空間に設置してあった

保安検査を通過して、次のミッションが発生した。飲み物が少なくなったのである。水なしでは生きていけない(大げさ)。ミッション「お店で飲み物を購入せよ!」

軒を連ねる売店では、パン、お菓子等様々な物が売られている。大概どの店にも、冷蔵ショーケースがありペットボトルの水が売られている。
事前に調べた情報では、水には炭酸入りと炭酸なしがあるらしい。炭酸入りは、ぬるくなるとおいしくないらしい・・・。できれば炭酸なしを買いたいが、チラチラとショーケースを見るも、違いがわからん。
一か八か1本手に取り、店員に、Is this water?と聞いてみた。イエスという返答に加えて何やら説明してくれたが、聞き取れなかった。炭酸かどうかはわからないまま購入。結果、炭酸なしで安堵。しかし、400円ぐらいした。でも、ミッションコンプリート!

水 底に山の形を模したとんがりが施されているんだって

水も買ったし、気をよくしてウィンドウショッピングを楽しんでいた。ふらっと入った本屋さんでは、日本のような文庫本はなく、単行本サイズの本が主流のようだった。表紙・背表紙もしっかりした硬い紙で作られており、製本についても文化の違いを感じた。
と、ここで店員さんに声をかけられた!おそらく、なにかお困りごとでも?という感じだったと思う。こんな時、どう言うんだっけ?頭が記憶を探る演算を始める・・・恐らく6秒くらいして、やっと「I'm just looking, thank you.」が出てきた。中学校の授業の記憶を探るまでに6秒かかったらしい。
少しだったが、会話ができてうれしかった。


さて、いよいよスカンジナビア半島の上空を飛ぶことになる。ノルウェー旅行の目的のうちの一つに、スカンジナビア半島がどんな場所かを見てみたいというのがあった。というのは、大学で学んでいた地質学で、アイソスタシーという概念を知り、それが成り立っていない典型例がスカンジナビア半島であるというのを聞いていたからである。(アイソスタシーの説明は他にゆずるが、スカンジナビア半島はかつてあった氷河がなくなり、現在もゆっくり隆起しているのである。)

国内線搭乗

スカンジナビア半島は、凹凸があまりなく、のっぺりとしていた。地図帳を見て、厳しい山岳地帯を想像していたため、印象が変わった。想像していたものを実際に自分の目で確かめてみる、というのは、旅の楽しみの一つだと私は思っているので、それだけで来た甲斐があったなとウキウキしてきた。そう、とにかくその場所に行ったということが、実物を見たという点で、自分にとって重要なことなのである。

宇宙にいるみたいだった 美しい青

西部に近づいてくると、フィヨルドが見えてきた。天気が良かったので、上空からのフィヨルドも見ることができた。本当にラッキーだ。

深く刻まれたU字谷に、海水が入り込んで内陸深くまで入り江を作っている

ベルゲン空港到着。飛行機を2回乗り換えて、目的地までたどり着くことができた!達成感とともに安堵のため息が漏れた。さて、地上での活動のはじまりだ。

ベルゲン空港到着 空が広い
空港を出てすぐのところに写真スポットが


次回は、ベルゲン観光編の予定です。

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