駅伝と銭湯とワインと
駅伝出走のきっかけ
「おつかれさまです、乾杯!」
いつものワインバーで乾杯する数時間前まで、私たちは河川敷にいました。目的は、駅伝に参加すること。
ただし、私たちはあくまでもワイン仲間。では、どうしてワイン好き3人組が駅伝への出走を決めたのでしょうか。
きっかけは、メンバーのうち1人が「駅伝に参加してみたい」とTwitterで投稿してくれたことでした。私たちはワインショップで出会ってから、Twitterでもつながっていたのです。そして偶然にも、ワイン以外のランニングという趣味も共通していました(ワイン界隈、結構ランナーが多い)。
「駅伝に参加してみたい」という投稿を見つけたとき、「私なんぞが参加表明していいんだろうか……」と迷ったのですが、温かく迎えていただき参加が決定(本当にありがとうございます!)
ちなみに、挑戦したのは3人でタスキをつなぐハーフ駅伝です。
駅伝当日
駅伝当日は、12月なのに半袖で過ごせる、異常気象といえるような陽気。暑さと日差しにやられながら、3人でなんとかタスキをつなぎました。
初めて駅伝に出て、そして応援してくれる人がいる状況で走ったのですが、いいですね!
心が折れそうになっても「つないでもらったタスキをゴールに持っていきたい」「応援してもらったからには頑張ろう」と、前向きな気持ちになれます。
まぁ、それでも暑すぎてつらくて(いつも夜に走っていて暑さと日差しに慣れていない)、おじいちゃんランナーにまで追い越された私はかなりしょぼくれた顔をしていたようですが(笑)
それでも、駅伝に出たのは良い思い出になりました。
駅伝後の銭湯とワイン
駅伝終了後はさっさと着替えて、銭湯の近くに移動します。銭湯が開くまでまだ時間があったので、角打ちができるワインバーで1杯。ゲヴェルツトラミネールの華やかな香りをかぐと、河川敷を走って土埃まみれになった体ですらキレイになる気がするから不思議です。
そうこうしているうちに銭湯が開く時間になったので、銭湯へ移動。汗と土埃を流してサッパリしたところでいつものワインバーへ!
私たちが駅伝に出ていたことを知っていた店主たちが、「おつかれさま」と迎えてくれます。
「お風呂に入ってきました〜」と伝えると、「お風呂上がりはシュワシュワしたのがいいかなと思って」とシャンパーニュを出してくれる店主。分かってるゥ!
「おつかれさまです、乾杯!」
いつもの場所で、楽しいワインの時間が始まりました。「今日は暑かったね」「つらかったね」「でも終わってみると楽しかったね」などと言い合いながら、ゆっくりと好きなワインを楽しみます。
こうしてワインを飲んでいたら仲間ができて、1人では絶対に出ることのなかった駅伝に出られたわけで。私はワインのおかげで交流範囲も活動範囲も広がったし、「楽しい!」と思える時間が増えたなぁと強く実感しています。
これからも、ワインを軸に楽しい時間が広がっていきますように!
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