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こんな大人になりたい(バットマン編)

わたしが幼い時から、父親は平日の夜や休日の昼間に映画をよく見ていた。約20年前、今のようにサブスクリプションで映画を見るなどという文化は無かったので CSや、WOWOWで番組表が決まった中で見ていたのだろう。

父は、好きな映画を何度も見る人だった。
特に好きだったのは、トランスポーター。
私がジェイソンステイサムと、アウディを認識したのはきっと小学生の頃。

そのDNAを受け継いでいるようで、わたしも
気に入った映画は何回も何回も見てしまう。
この現象に名前はあるのだろうか。時代背景、映像技術、どんどん進化していく中で いつまでも廃れずに心に残るというのは紛れもない名画だ。


バットマン ビギンズ

2005年
三部作の中の1作目で、クリストファーノーラン監督の作品だ。

かれこれ、20回ほど見ている。
1年に1度はこの三部作を見たくなる時期がやってくるからだ。


アメリカのヒーローはたくさんいる。

スーパーマン、スパイダーマン、アイアンマン・・

私は圧倒的にバットマン推し。
他のヒーローのように、正義の味方⭐︎みんなの憧れ⭐︎というテンションではなく、夜、犯罪者に制裁を与える。ゴッサムシティのために。みんなから歓迎されるわけでなく、一部の警官からは理解を得られない。ただ、街を守るために孤独の中で闘う彼が好きだ。

そして主人公、ブルース・ウェインを取り巻くイケオジたちに心を射止められたといっても過言ではない。

第1作目となる今作は、バットマン誕生から物語は始まる。そして、ブルースを取り巻くイケオジは私の中で3人だ。

アルフレッド

忠実な執事。演じるのは、マイケル・ケイン。
調べたら今年91歳となる、ノーラン作品の常連だ。
このバットマンビギンズから、8作品連続出演する英国の俳優。

元々は、ウェイン家に仕える執事であり
主人公ブルースとは、親子以上に歳が離れている。

しかしながら、アルフレッドはブルースがバットマンとして生きていく事を心配はするが、決して反対をしないのだ。 ブルースからの信頼も厚い。

バットマンとしての装備に必要なアイテムを大量発注したり、彼が屋敷で死に直面した時は 炎の中助けにくるのだ。それも、決して若いと言える年齢でない執事が。2人の絆には勿論、スタンディングオベーションなのだが 私は将来自分に子供ができた時 アルフレッドのように接したいと思う。子供への愛情、信頼がある中で 助言したり時には見守ったり。でも本当にピンチになった時は駆けつけるような。

(そして若かりしマイケル・ケイン氏がとんでもなくイケてるのでそれも見て欲しい。)


ルーシャス

ウェイン産業の開発部門担当者。演じるのは、モーガン・フリーマン。こちらも今年87歳になられる第ベテラン様様だ。

彼は、もともとウェイン産業の役員だったが
左遷されて開発部門にいる。過去に編み出した発明品がズラッとあるものの、どれも封印されていたがブルースがバットマンとして活躍する為に必要なメカは全てルーシャスが作っており不可欠な人材だ。

彼には遊び心がある。そして、なんと言ってもその仕事のできる人間像が好きだ。
役員だったと先述したが、おそらく頭が切れすぎるのだろう。そして、開発部門へ左遷になったわけなのだが 天才的な発明をいくつも作っていく彼には嫉妬してしまう。天才なのだろう。そして物語が進んでいくと、彼はウェイン産業の経営を任されていくのだ。

仕事が出来るだけではない、ユーモアと人の良さ。
絶対上司にいたら着いて行きたくなるタイプの人間だ。作品中は、他の開発部門との絡みは見られないがブルースと話す際の少し冗談めいているところや、言葉の使い方に注目してほしい。彼の素敵さは伝わるはずだ。


ゴードン

ゴッサムの警部補。演じているのは、ゲイリー・オールドマン。

彼はゴッサムシティの警官である。そして、バットマンの最大の協力者である。バットマンが登場した時、バットマンはその私人警察のような働きをしていた為警察の内部にも彼を認めない人間がたくさんいた。
そんな中、ゴードンはバットマンの協力者となっていく。

彼こそが正義の番人だなと感じさせられる。
ゴードンの良さは2部作目で大いに発揮されるので是非そちらを見てもらいたい。はじめに見た時は、そこまで響かなかったゴードン。
何回も見ていくうちに心惹かれる存在だ。ある意味、最も市民的な感覚を持っているからだ。家族もいるし、自ら敵と対峙するポジションにいる。そして、バットマンが信頼する数少ない人間のうちの1人だ。そして何より、バットマンの正体を見破ろうとせず ただ2人の協力関係を尊重する姿に打たれる。


歳を重ねて味を出せる大人になりたい

本日登場した3人は、皆イケオジだ。
自分が歳を重ねて見るごとに魅力が増す。

高校生くらいの時に見た時なんて、
ブルースかっこいいな〜くらいにしか思っていなかったのに。気づいたら推定50歳オーバーのおじさま達に心を奪われている。

彼らの役中の若かりし頃がどんなだったかは不明だが、歳を重ねるごとに魅力が増しているように感じる。生きてきた経験が人を育てるのであれば、わたしも現在28歳の経験を大切にしないとな。


最近周りが転職したり、留学していたり、結婚を機に海外に移住していたり。

初めて人生は一度きり、という言葉に直面している。
これについてはまた今度書きたいと思う。

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