負けを感じたこと。

昨日、仕事の先輩と赤羽で飲んでいた。

衝撃的な夜だった。
先輩の話す言葉にただただ圧倒され、
自分の敗北感と心にドギツい一撃を喰らった感覚
吐きそうになった。

東京で通用しなくて田舎に帰る気持ちもすごくわかった。あの先輩がやめた理由って何だったんだろう。

自分に無いものをまざまざと見せつけられ、もう何も言えなくなっていた。

クラうとはまさにこのことだった。

敢えて何も言わないというコト
全てに意図が存在するコト
ザコはよく吠えるというコト

チームの中で一番ザコいと感じていた先輩がいる
特に行動量が多いわけではなく
チームの中で誰よりも人を見抜いて人をコントロールして、everything is be all rightにしていたのだ。

それはとても表面上ではまったくわからない形で、しかし相手の特性を読み、緻密にフォローとなる行動を入れることで、チームというシステムを稼働できるようにしていた。

ある意味恐怖を覚えた。
全ては彼の手中にあるのだと思うと。
そして自分自身もその中にあると。

だからこの先輩は、人のクリエイティブには、あえて何も言わない。自分の求められている立ち位置を理解して、あくまでそこの中での最適解を出す。

相手が何も言わなくても、考えを行動から読み取る

逆にロジックがどうであるとかわちゃわちゃ言うのはまだザコである証

老年夫婦阿吽の呼吸ではないが、ハイコンテクストが最も大切である。

何も言ってないのではなく、敢えて何も言わないのだ。

そしてGKなのにシュート決めに行くような事はしない。
特にGKとしてお金を貰っている以上は。
シュート決めに行っていいのはソノ時が来た時だけだ。

当たり前のように見えて仕事では、その考えを忘れる人が多い。僕もその一人だ。

ただし置きに行くのが全てじゃない。
あくまでのその時の最適解を、出さないといけない。

これからは、
ローコンテクストからハイコンテクストの世界へ
足を踏み入れないといけない。

常に考え続けなければいけない。
今何が起こっていて誰がどう動こうとしているのか。

それについていけなければ、辞めて田舎に帰るしかない。

年齢の割に、経験を積んで、割と優秀な方だと思って仕事をしていたし、実際そうだと言われてきた。

でも昨晩、そんな考えは消えた。
俺はただのザコである。


でも、ある意味一段上の世界に押し上げてくれた日でもある。

今はまだ、自分の無力さを実感し、胸がすこぶる痛いが直に慣れるだろう。

抽象を具体に落としてこいつは何を考えてるのだろうと常に考えることは、正直かなりしんどい。

でも前に進んでいかなければならない。
あくまで抽象的なマインドの世界だが、マインドが変わると映る景色も変わる。

一方で見ようと思わなければ見なくてもいい景色だ。

でも、生き残るにはステップ・バイ・ステップで
上がっていくしかない。

オナニーの時間はもう終わり。
次にオナニーできるように今は耐え忍ぶ。

ゲロを吐きそうになりながらでも前に進む。
足し算の世界から引き算の世界へ。

最後に、
高校時代、部活の監督がほとんど指導の言葉を生徒に掛けなかった理由がわかった気がした。

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