バスケの技術をどう学ばさせるか


こんばんは。かえもんです。

夏休み1日目は、部活で終わりました。
練習が終わった後、外部コーチとこんな話題になりました。

「分解練習を繰り返して、スキルを積み上げていくのが良いのか、試合から課題を見つけて、それらを修正していく方が良いのか」

要は、ファンダメンタルをどのようにして身につけさせるかという話です。前者を積み上げ式、後者を課題式と呼ぶことにします。

なかなか難しい話です。
まず、考える視点をいくつか設定します。
①効率の良さ
②やりやすさ

①効率の良さについては、条件付きで「課題式」に軍配が上がります。試合をして課題を見つけて改善していく「課題式」ではどうしても、試合をすることが必要です。試合をしなければ課題が見つかりませんから。しかし、その試合相手が自分たちとかけ離れたチームなら課題が浮き彫りにならないということが考えられます。

一方、積み上げ式では着実に基礎から身につけることができます。しかし、時間がかかりすぎてしまいます。例えば、対面パスをやって3メンをすればパスを出すファンダメンタルは身につきます。しかし、DFを読んで正確なパスが出せるまでにかなり時間がかかるのは目に見えています。

部活のような多くの時間を割くことのできない環境では積み上げ式では爆発的な成果を出すことは難しいのかもしれません。

しかし、②やりやすさでは「積み上げ式」が上です。なぜなら、積み上げ式は多くのチームが実践しており、前例が多く存在するからです。つまり、他の指導者に聞けば、ドリルを学ぶことができるし、相談もしやすいです。
それに比べて「課題式」はそのチームによって練習内容が異なってきます。だから、思考停止してドリルを真似するだけでは「課題式」を遂行することは難しいと思われます。


結論:
基本は「課題式」で、大事な部分は「積み上げ式」

「積み上げ式」は大きな成果は出ないかもしれないがやりやすいし、着実に成果につながる。効率を上げるなら「課題式」の方が良い。ならば、バスケのファンダメンタル全体に関しては「課題式」で進めて、大事な部分(例えばシュート)は積み上げで確実に成果が出るようにする。

あとは、指導者の覚悟だと思います。
「課題式」はやり方を間違えると成果につながらず、ただゲームをやっているだけになってしまいます。指導者の力量に大きく左右される指導法だということです。

ならば、必死に勉強して考えてやるだけ。
覚悟を決めてやってみます!

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