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アンジュルムの第二章は始まってるの?〜教えてハロプロの偉い人〜

カントリー・ガールズ活動休止は衝撃だった。ただただ見たとき絶句した。そして情報量の多さに思考が全く追いつかず、Twitterの呟きでようやく全貌を把握したレベルだった。

だが今回の決定は、たぶん桃子卒業引退からの既定路線だったんだろう。本当は卒業と解散は同時発表だったのかもしれない。どこかで判断が下されて先送りとなった。そしてズルズルと引き伸ばされたリミットが突然訪れた。

憶測は様々あるだろうが真相は藪の中。蔦の様に絡まり合った様々な要因で、カントリー・ガールズは幕を閉じるタイミングがずれた。それでもアップフロントとしては「解散」が既定路線だった。

吉田豪のSHOWROOMに作詞家・児玉雨子が出た時に、しきりと「橋本さんは良い人」「橋本さん、西口さんは何か起きた時に色々と走り回っている人」「矢面に立つから誤解される」なんて事を言っていた。これは他のハロプロ関係者も同じような事を言う。良い人だけど、彼らに絶対的な権限は無い。

そういう人達の温情が仇になる典型例なんじゃないだろうか。延命に延命を重ねて、なんとかしようとしてくれたけど、どうにも出来ませんでした。その結果が突然ポンとヲタの目の前に置かれた。なんとなくのプロセスは見ていたが、説明は無い。アップフロント的にはヲタは外野でしかない。

「つんくが居てくれたら」というボヤきも見たが、つんくがプロデューサーとして君臨してた頃もアップフロントは空気の読めない人事異動を繰り返していた。つんくが居ても今回の決定は変わらないだろう。会社判断は絶対なんだと思う。

「ハロプロに居ても未来がない」「だから次々卒業していく」というのも全部が全部そうとも思えない。なんだかんだアップフロントは身内に優しい。甘いと言って良いくらい優しい。

今回の事務所決定事項を覆す事が出来ないと判断した時点で、ハロプロ首脳陣はメンバーそれぞれに「どうする?」と委ねたんだろう。そこで、数年前までなら解散しても事務所に残るという結論が主流だったとは思う。だが、この数年で事務所を巣立って行ったOGメンバー達がそれぞれの舞台で活躍し、それぞれの生活で充実した毎日を過ごしているという事実が増えてきた。

田村芽実、鞘師里保、鈴木香音、相川茉穂、梁川奈々美、和田彩花、それに嗣永桃子だって居場所は違っても、みんな輝いて生きている。そして、事務所を離れても関係は続いているし、絆は何も変わらない。

だったら自分にとって、この先を考えた時に何が一番か。選択肢が増えたんだと思う。若いんだし。

そういう中で残るという決断をした森戸知沙希の意地と意志も尊重出来るし格好いいと思える。カントリーが無くなるのなら、アンジュルムという居場所すら捨てて自分の可能性を試したいという船木結の意地と意志も尊く思う。

僕はアンジュルムヲタだから、結がいる未来のアンジュルムを普通に思い描いていた。それが見れなくなるのが辛いし、もっといて欲しいと切望している。だけど、それは所詮ヲタの願いであって本人にとってのベストではない。ちぃちゃんがモーニング娘。に残る決断をしたように、結もアンジュルムに残るという選択も出来た。だが、彼女はそうしなかった。

ただそれだけの事だ。

船木結はまだ17歳だ。鞘師里保がハロプロを離れた歳と同じだ。そして鞘師は帰ってきてくれた。ハロプロではなくても、自分の一番輝ける場所で今、眩しいくらい輝いている。

だったら結もまた、なんらかの形で戻ってきてくれると思えるんじゃないだろうか。

途中退場を余儀なくされた相川茉穂も、今は元気にインスタを更新してくれている。なんか良くわからん理由で卒業した尾形春水だって、何食わぬ顔で楽しそうにYouTuberしてる。それをアップフロントが咎める事もない。

小関舞は必ず別の媒体で元気な姿を見せてくれるだろうし、あんな逸材芸能界がほっとかない。山木壌だって、なんだかんだ言ってどこかで別の形でまた会えるんじゃないかと思うのだ。

確かに事務所は悪手を打った。それも最低なタイミングで最悪手を打った。だが、それはヲタの立場からしたらそう見えるけど、メンバーの立場からしたらどうだろう?少し見えてくるものが違うかもしれない。

本当の顛末は僕らには分からない。でも、それを全て公にする義務もアップフロントには無い。今の時代、顧客満足度を蔑ろにするのはマーケティングとして有り得ないと思う気持ちもあるが、ことクリエイティブな分野に関しては客の意見に左右される事の方が悪手だったりする。

ヲタは嫌になったら離れたら良いと思う。しんどかったら離れたら良い。僕もかつて一度ハロプロから離れた事がある。残るも離れるも自由だ。

この先、どういう結果になっていくかは分からない。でも、頑張っている子達がいるんだから、それを応援してあげる事しか僕らには出来んのだよ。

そして、目下の懸念点はひとつ。

アンジュルムの第二章はいつ始まるんだろう?

もうとっくに始まってて、いまアンジュルム2.1とかそんな感じなのか?かななん卒業でアンジュルム2.2になり、来年3月の結卒業でアンジュルムの第三章になるの?いや、その途中で新メンバー追加されたりするんじゃねぇか?

来年はオリンピックもあるから、少し落ち着いて地固めする期間にしても良いんじゃない?

それともこれもパンタ・レイだと哲学するか?万物は流転し、くるりくるり形を変えるものなのだ、などと嘯くか?ねぇ、アップフロントよ。

一旦、来年は落ち着こう(お願い)


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