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ハロプロnote

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ハロプロ関係の考察やライブの感想だったりを書いてます。
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2020年12月の記事一覧

“トンチキ”なのはジャニーズだけじゃない! 「ハロプロ“トンチキ”ソングの世界」

テレビ朝日『関ジャム 完全燃SHOW』内での人気企画『ジャニーズ伝統トンチキ名曲』がMステに出張して、スペシャルメドレーを繰り広げる。 それは“ジャニーさんイズム”とも評される「確信犯のトンチキ」として作られた名曲の数々だが、「チョトマテクダサイ!」トンチキといえばハロプロも十八番にしているところだ。 ちなみに『チョトマテクダサイ!』はスマイレージの曲である。 ジャニーズが“ジャニーさんイズム”ならば、ハロプロには脈々と今も“つんく♂イズム”が根付いている。 そして2

暮色を帯びた『蜜柑』と和田彩花

先日、あやちょがぱいぱいでか美さんの配信イベントにゲスト出演した。 最初、視聴するかどうか迷っていたが、直前にあやちょのつぶやきを見て、チケットを買った。 文豪と呼ばれる人たちで人気があるのは、やはり太宰治だろう。だが、僕が一番好きなのは芥川龍之介だ。小学生の頃、芥川の『杜子春』を元にしたミュージカル劇を「学習発表会」という行事で演じたことがある。その時に読んだ『杜子春』がとても面白く、子供の僕にも読みやすく、取っつきやすかった。 なかでも『蜘蛛の糸』が一番好きだった。

第19回ハロプロ楽曲大賞'20 「コロナ禍におけるハロープロジェクトに愛をこめて」

早いものですね、恒例のハロプロ楽曲大賞の季節がやってきた。 今年のハロプロ楽曲大賞は、コロナ禍という特殊な環境下のため普段よりも楽曲数が、かなり少ない。シングルリリースが難しかった状況で、代わりにとんでもない数のYouTube動画がアップされた一年だった。 YouTube動画のリストを見るにつけ、アップフロントが身動きできない情勢をなんとか打開しようとしてくれていたことに改めて感謝の気持ちでいっぱいだ。 ただ、おかげで選ぶのが大変。 リストをもとに見返してみると、あれ

Juice=Juiceコンサート2020 ~続いていくSTORY~ 宮本佳林卒業スペシャル「魂の継承」に涙は似合わない

ハロプロのエース宮本佳林の卒業コンサートは、長い歴史の中でも屈指のハイクオリティなパフォーマンスでJuice=Juiceファミリーだけじゃなく、全ハロヲタを魅了した。 観終わって、こんなに圧倒されて溜息が出て、「悲しい」とか「寂しい」なんて感情以上に「素晴らしかった」という感動で胸がいっぱいになることは近年でない感情だった。 自分がアンジュルムヲタで、普段アンジュルムのエモーショナルなコンサートに慣れているせいもあるが、まったく対照的な、本当にプロフェッショナルに徹したパ

アンジュルム コンサート2020 〜起承転結〜 船木結卒業スペシャル「私に泣かない魔法はかからなかった」と泣く顔が愛おしい

本当だったら今年の3月に卒業するはずだったのが、延期に延期を重ねて12月まできた。このまま年を越してもいいのになと思いながらも、本人的には年明けから心機一転、新しい人生を歩みだしたい気持ちもあっただろう。 なんとか開催することが決定した舞台は武道館だった。 寒くなってコロナの状況も悪化している中で、どこまで以前のようなコンサートが出来るのだろうかという一抹の不安もあったけど、結果的に「今できること」を全力で表現した素晴らしい卒業コンサートになったんじゃないだろうか。 ア