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ハロプロnote

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ハロプロ関係の考察やライブの感想だったりを書いてます。
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2019年10月の記事一覧

『「ひとりで生きられそう」って それってねえ、褒めているの?』は女子だけのものじゃないぞ

Juice=Juiceの『「ひとりで生きられそう」って それってねえ、褒めているの?』がバズったのは、その歌詞に共感した女性の支持があったからだと思う。固定概念で押し付けられた価値観に苦しむ女性の声が大きくなった昨今にあって、多様性を認めようという流れのひとつなのかなと思うのだ。 そして「わかる。わかるわぁ」と共感が共感を呼んだんだろう。 だが、そこで一旦立ち止まって欲しい。 そもそも、この歌詞は女性向けなのか? 確かに一人称は「私」だし「~わ、~よ」みたいな表現もあ

あらためて「和田彩花とは」を【多様性】というキーワードで考える 後編

前編はこちら。 小学校の校舎って大人になって入ると縮尺が異様に小さく感じる。ぷちガリバー感とでもいうか、不思議な空間に迷い込んだような気持ちになる。 古びた階段も趣き深い。この先の教室で和田彩花との閉ざされた会合が行われる。 自分で選ぶこと、決めること関係ないけどアートなイベントってシルクハットかぶってる率が高い。何人もすれ違った。そんな中で、なんとなく思い詰めたような表情の集団。ここだな、と。 入場し着席するが、一番前は流石に後ろの視界を妨げてしまうだろうから少し下

あらためて「和田彩花とは」を【多様性】というキーワードで考える 前編

6月にアンジュルムを卒業して以来、初めて客前に立つ和田彩花を見てきた。いや、堪能してきた。 カルチャーフェス『NEWTOWN 2019』でパフォーマンスをするという事だったが、最初はそんなに行くつもりはなかった。多摩センターは遠い。前売りのチケットとかがあるわけでもないから、まあ気が向いたら行くかくらいの気持ちだった。 そこにこんなインタビュー記事が出た。 そして「和田彩花×Shi is~自分で選ぶこと、決めること~」というテーマで同カルチャーフェスにて30人限定のトー

アンジュルムの第二章は始まってるの?〜教えてハロプロの偉い人〜

カントリー・ガールズ活動休止は衝撃だった。ただただ見たとき絶句した。そして情報量の多さに思考が全く追いつかず、Twitterの呟きでようやく全貌を把握したレベルだった。 だが今回の決定は、たぶん桃子卒業引退からの既定路線だったんだろう。本当は卒業と解散は同時発表だったのかもしれない。どこかで判断が下されて先送りとなった。そしてズルズルと引き伸ばされたリミットが突然訪れた。 憶測は様々あるだろうが真相は藪の中。蔦の様に絡まり合った様々な要因で、カントリー・ガールズは幕を閉じ

【宮本佳林 LIVE TOUR ~Karing~】「佳林、名乗って」と切望されたアイドルの第一歩

Zepp Tokyoに着いたのは開演から20分以上経っていた。それでも僕と同じように小雨の中を駆け足で会場に入る人がチラホラといた。みな、仕事終わりだろう。ドアを開けたフロアは超満員だった。 嗚呼、宮本佳林にZepp Tokyoは狭過ぎた。 スタッフの女性にドアを開けてもらいながら「頑張ってここから入って下さい!」とよく分からないエールも送られて、僕もその超満員に膨れ上がる観衆の一員となった。 後からセットリストを見ると、その段階で5曲ほど聴き逃していたようだった。ちょ