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こぐまのしっぽの星を知る

知らないことを知ったとき
それが楽しくて嬉しくて
誰かに話したくなる

知らないことを知ったとき
それを抱えきれなくて
落ち込んでしまうこともある

こぐまが知ったポラリスの真実は
あまりにも果てしなく、そして深淵だったのです。

こぐまのお布団を
そっとかけて子守歌のように
「とんとん」としてあげたくなりました。

心配せずおやすみ
とーんとん、とーんとん

muさんは
どうしようもない悠久の「とき」への
想いや怖れをこぐまに託されました。
やさしいイラストと一緒に・・。

ご自身に生まれた
小さな心細さが
この作品へと姿を変えたのですね。

泣きたい程の不安や無力感を
言葉に起こすことは容易くはないです。
共感を強いることはしたくないから。

でも私は「自分であればいいよ」という
メッセージを受け取ったような気がしています。

こぐまのしっぽの星は
今日も誰かのしるべとなり光ります。
私たちの目に届くまで長い長い旅をしながら。









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