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子どもに愛情が持てるのかと心配だった過去の自分へ。大丈夫だよ。

私は妊娠6ヶ月の妊婦です。

結婚するまで、子どもを育てるというイメージがまるで湧きませんでした。愛情を注げるのかなと不安ですらありました。

高校時代からの一番仲のいい友人は、出会った当初から、人生のイメージの中に子どもがいて、
日々、結婚して子どもを育てたいと口にしていました。
年齢を重ねて、その想いはどんどん強くなっていき、
私より先に結婚をし、子どもを授かり、出産、育児と、彼女の夢を叶えていきました。

当時それは本当に嬉しいことだったけれど、
なんかちょっと寂しくて、
子どもを育てることに、良いなあ〜素敵だなあ〜と思わない自分に少し不安を感じていました。

でも、いつか子どもが欲しいとは思っていました。
ただ、同世代に親になる人が増えてきても、
私はまだ自分の生活や性質に興味があり、
自分より弱い、守らなければいけない存在である、「子ども」を、私の人生の登場人物として増やすことには、それほど憧れを持てなかった。
そのことが気になっていました。

ところが、そういう自分が変わっていきました。
ゆーっくり、ゆーっくり、だったように思います。
結婚をして、夫が「子どもがほしい」と言ったとき、この人と一緒に宝物を育てていくということがふっとイメージできました。
そして幸いにも、子どもを授かることができました。

妊娠検査薬で陽性になりますようにと願う自分に気づき、
産婦人科の先生に妊娠していますと言われて夫と喜び、
エコー写真をみながら我が子が大きくなっていくのをみて、
日々胎動を感じて、

気づいたらいつのまにかお腹の中の赤ちゃんに会えるのがとっても楽しみになっていました。
会えてないのにもう可愛い。
アカチャンホンポも西松屋も楽しい。
街中で赤ちゃんを見るたび、かわいいなあ〜良いなあ〜素敵だなあ〜という気持ちになる。

母親、父親になっていくというより、
子どもが母親、父親にさせてくれるのだなあと。

「過去の自分へ
子どもに愛情をもてるかなあなんて、
何も心配することはないよ。
子どもがお母さんにさせてくれるよ。
あとで考えたら良いんだよ。
気にせず、今ある、家族、恋人との時間を大事にしてね。」
「赤ちゃんへ
私のところに来てくれて、ありがとう。会える日を楽しみにしています。
ゆっくり大きくなってね。」

もちろん、過去の自分には届かないけど、
同じ気持ちの方はどこかにいると思うから、
届いてくれたらいいなあ。
そんなことを願って。おやすみなさい。



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