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これまで30回以上ウェビナーを実施して蓄積されたTips(ポイント)を公開します

昨日、リンクアンドモチベーションの尾上さんとウェビナーを実施しました。

内容としては、エンジニア採用におけるこれまでの苦悩や成功体験を語っていただいたものになります。内容は本当に素晴らしく、エンジニア採用に携わっている皆さまにはぜひ参加していただきたかった内容が盛りだくさんでした。

また、本ウェビナーでは僕はファシリテーション側を担当させていただき、僕がお話しする量はそこまで多くなかったのですが、客観的にウェビナーを運営させていただいて、感じたことがありました。

感じたことを記載する前に、
僕自身は2019年頃から、ウェビナーをほぼ毎月ペースで実施していたので、「回数」という点においては慣れているほうかと思います。毎回振り返りを実施し、次回はもっとよりよくプレゼンテーションをしたいとノウハウを蓄積していました。

そして、ウェビナーにおける細かいTipsが自分に蓄積されていることをに気づきました。そのTipsについて本ブログでご紹介したいと思います。

※本ブログは上記のウェビナーの内容に言及するものではなく、ウェビナーを実施する際のTipsについて言及しています。ご認識ください。

1. スライド数、本ウェビナーのスケジュールを記載する

前提としてウェビナーは「ながら聞き」をする方が多いかと思います。それが故に、ウェビナーの「尺」やウェビナーの「アジェンダ(スケジュール)」を明瞭にすることによって、ユーザにとっては聞きやすくなるかと思います。これは対面のセミナーでも同じことが言えますが、見えないゴールに対して向かっていくウェビナーはユーザーからしてみても「いつ終わるんだろう」「今のスライドはどの程度の進捗なんだろう」と気にされてしまうと思います。
当社ポテンシャライトのウェビナーでも、最初にスライドほうでスライド数やスケジュールをお話しするようにしています。それによってユーザの姿勢、といいますかどういった心持ちでそのウェビナーを視聴するのか心持ちも変わってくるのではないかと思っています。

2. 自分(プレゼンター)の感情を少し表に出す

ウェビナーは、ユーザの反応がほぼ見えません。特にzoomで「ウェビナー形式」で実施する場合は、運営側メンバーのみ顔が見えて、実際の視聴者の顔は見えません。そのため、プレゼンターが最も力を入れてお話をしたい内容に対して、視聴者がどのような反応してるのか見ることができないため、対面での営業活動や対面でのセミナーと比較すると手ごたえを感じにくい傾向があります。もし仮に、対面でのセミナーの際に自分が最も強調したいスライドに対して視聴者が良い反応して下さると、プレゼンターも勢いに乗ってくるかと思います。これがウェビナーではほぼありません。
そのため、プレゼンターが少し感情を表に出しながらお話ししたほうが、視聴者も感情移入しやすくなるかと思います。僕もウェビナーでは淡々と話してしまうタイプではあるのですが、そこはいつも気にしながらお話をしています。いつもよりも1.5倍程度感情を表に出す程度でちょうど良いのではないかと思います。

3. カーソルをうまく使う

ウェビナーでプレゼンテーション資料を画面共有しながら進めることが多いかと思うのですが、その画面の中でどの部分を今話をしているのか、話をしている箇所をカーソルでなぞるとユーザとしてはものすごく聞きやすくなります。
対面のイベントでは、自分がその場にいますので、前方に投影された画面を指を差したり、ポインターを使って「今、ここの話をしてますよ」と視聴者と共通認識を取りやすいのですが、ウェビナーではそんなことはありません。
そこで、PCのカーソルを使ってお話ししている箇所を擦りながら進めていくと、視聴者としてはものすごく聞きやすいです。これはウェビナーのみならず、日々のオンラインミーティングでアジェンダを画面共有してる際にも、ものすごく使えるテクニックですので、皆様覚えておいていただけるとうれしいです。

4. 最も伝えたい内容を何度も回帰しながら伝える

繰り返しになりますが、ウェビナーは「ながら聞き」をしている方が多いです。そのため、プレゼンターが最も強調して伝えたいキーワードを、視聴者が聞き流していることはよくあることです。そのため、プレゼンターと視聴者の温度差が出てきてしまうことが、ウェビナーのネガティブなポイントだったりします。
仮に、プレゼンターが最も伝えたい内容をほぼ全視聴者がスルーしてしまっていた場合、そのウェビナーは「なんかあまり良くなかったかな」と言う印象を持たれてしまいます。ただ、ウェビナーにおいてこれは割と頻発している事象です。
僕も、ウェビナーを実施するメンバーには日々伝えているのですが、「とにかく伝えたい内容は何度も繰り返し話しなさい。自分が伝えたと思っても視聴者には全く伝わってないと思って、大事な内容は何度もスライドにてその内容を含めると良い」という内容を伝えています。
僕もウェビナーを実施する際は、最も伝えたい内容を50分ほどのプレゼンテーションの時間で5〜10回ほど繰り返し口ずさむようにしています。それくらいのペースで話をすると、ユーザには伝わるのかなという個人的な所感があります。

5. どのような経歴のユーザが多いのかを事前に確認する

これは対面のイベントでも全く変わらないと思うのですが、視聴者の経験/知見によって話す内容のレベル感は変わってきます。
例えば業界経験がない方が多いウェビナーに関しては、専門用語をなるべく使わないようにしています。もしくは専門用語が出た場合は細かく解説するように進めていきます。一方で、玄人の方が多い場合は、細かい説明は少々省略しながら少し込み入った話をするようにしています。
「そんな事は当たり前だろう」と言われるかもしれませんが、ウェビナーを実施する前にユーザの特性を確認しないまま望んでしまう方が割と多いです。
そして、さらに重要なのは、自分が実施するウェビナーに対してペルソナを設定したとしても、ペルソナ外のユーザは必ず参加されらことを認識することです。そのため、自分が設定したペルソナに合わせて説明を進めると、ペルソナ外の方の理解が追いつかない場合があります。僕は、ペルソナ外の方にも理解していただきたいため、少々強引にコミュニケーションを調整しながら進めています。
具体的に言うと、もし仮に玄人向けのウェビナーだったとしましょう。その場合、基本的な業界用語については解説を避けようかなと思う一方で、すごく端的に補足説明を入れながら進めます。そして、
「本日は、業界未経験の方も複数名ご参加いただいておりますので、基本的な業界用語の解説はできるだけ端的に挟んでいきたいと思いますので、よろしくお願いいたします」
などと説明をすることによって、玄人の方もご理解いただけることが多いですし、また業界未経験の方にもすごく良い印象を持っていただけることもあったりします。


ということで、本日は簡単なTipsレベルの話になりますが、ウェビナーを実施する方にご参考になれば幸いです。

では!


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