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初見から歩む刀剣乱舞ミュージカル【鶴丸国永 大倶利伽羅 双騎出陣 ~春風桃李巵~】DMMTV版感想編

はじめに※ネタバレ注意のご案内※

この記事はミュージカル刀剣乱舞『鶴丸国永 大倶利伽羅 双騎出陣 ~春風桃李巵~』のネタバレを盛大にしていきます。

言葉足らずな文章ではありますが、
少しでも情報を入れたくない方は閲覧をご遠慮ください。

鶴丸国永、振り返って大倶利伽羅を見つめる

鶴丸国永「いやーしっかし驚きだぜ。まさか自分の掘った穴に落っこちるとはな。」
大倶利伽羅「驚いたのはこっちだ。」

(鶴丸国永、振り返って大倶利伽羅を見つめる)

大倶利伽羅「なんだ。」
鶴丸国永「いや。」
大倶利伽羅「(強めに)なんだ。」
鶴丸国永「いや。」

『鶴丸国永 大倶利伽羅 双騎出陣 ~春風桃李巵~』より

1部ストーリーのラスト、多分本丸での2人の会話。

鶴丸国永がなぜ大倶利伽羅を見たのか。
あの表情にはどんな意味があるのか。

このシーンを読み解くために何度も繰り返し見ているのかもしれない。
それくらいなぜか心に残るシーン。

歴史を守る任務。
伊達政宗を辿る刀達。

思ったこと、考えたことを時系列考えずに書いていきます。
あれこれ色々書きながら、答えが見つけられたらいいな。

初心者審神者のまとまらない感想群をよろしければご覧ください。
遠巻きに見守っていただけたら幸いです。

※時折DMMTVの時間を記入しております。
現在見放題配信追加になっていて私はそれで見ています。
よろしければ時間合わせてみてください。
※本公演を『伊達双騎』と記載していきます。

月蝕を見上げる

ストーリー冒頭、時間軸は多分パライソ後の月蝕の日。(5:10)
それぞれソロで「『紅』が綺麗だと『誰かが言った』」と歌います。

伊達双騎の戦い後の月蝕でも月を見上げ、
紅い月を『綺麗だ』と2人で歌います。(1:44:36)

2人で綺麗だと見た月蝕を、
そのあと『誰かが言った』と歌うところが粋だなと思って。
『誰か』って誰なんでしょう。
私はお互いがお互いの事を言ってるのかなと思ったんですがどうでしょうか。

鶴丸国永の塩対応

顕現したばかりの大倶利伽羅に容赦なく攻撃する鶴丸国永。(8:53)
どうした、どうした鶴さん。
獅子は子を谷底に突き落とすとは言うけれども、
あなたたちの関係は親子じゃないやろて。
小烏丸なら父だからともかく。
いやだめだけども。

でも最初ひどっ、と思ってたのが徐々に清々しく思うほど叩きのめしてた。いやだめだけども。

月よ 朧気であれ

大事な重臣を亡くし、弔いの歌を詠む伊達政宗に鶴丸国永が

「あんたは なぜ歌う」(1:14:40)

と問います。
その前の場面、大倶利伽羅に共に戦うことを拒否された後だからか、
少しの苛立ちと、どこか寂し気にも見える鶴丸国永。

伊達政宗が歌う事の意味は出陣前、
大倶利伽羅に鶴丸国永自身が説いていたシーンがありました。

込められた思いや心ってやつは、書き留めなければ残らない、と。
(前後してます。)

劇中に政宗自身が、
歌を詠み、文を書く理由を歌唱していたりもするし。

それなのに伊達政宗に問う意味。

大倶利伽羅に説いていた時、
「興味なさそうな顔してるな。」
「分かりたくもない?」

と彼に話しています。(17:58)
鶴丸国永ももしかしたらそうだったのかもしれない?

伊達政宗は鶴丸国永の問いに返します。

「お主はなぜ歌わぬ。」

理解はしていても、行動は取っていない。
本質ではまだ理解していなかった、
理解しようとしてなかった何かがあったのかなと。

でもよく考えると、
『なぜ歌う』と問うてくる人は、
歌を詠まない人の質問だから聞いただけかな。
疑いすぎ私。

話戻りまして更に遡ったシーン。(44:53 あちこち飛びます)
伊達政宗の父輝宗の死をめぐる戦を醜い戦と称し、
人の心というものは光り輝きながら暗い影を持つものと話した虎哉和尚。

その話に鶴丸国永は月みたいだなと言って、

「影があってこそ 一層明るく澄み渡るのが月
そんな政宗の心の月に みんな惹かれたんじゃねぇのか」

と話します。

そう例えられた伊達政宗が、
朧気な月を願う。

鶴丸国永の大倶利伽羅初陣後の感情と、
伊達政宗の大切な人を亡くした思いがどこかリンクして、

きゅっとなる歌でした。

伽羅ちゃん・・・!

伊達政宗の辞世の句を大倶利伽羅が詠んで、
愛姫の遺品から伊達政宗の古い手習が発見された話をした後。
(1:50:45)

鶴丸国永がそれまで歌ってきた歌を大倶利伽羅が歌います。
そして手紙の追伸のように、

書き留めることで 誰かが受け取ることで 託された思いは

「確かに残ってる」

鶴丸国永 大倶利伽羅 双騎出陣 ~春風桃李巵
「辿った先」より

と締めくくります。

大倶利伽羅がこの任務で出会った人達へのアンサーソングのようで、
伊達政宗を辿る旅でもあり、大倶利伽羅の成長譚でもあるっていう。

最っ高にエモいなと!!(唐突に興奮)
全部持ってくやん伽羅ちゃん!!(取り乱す)

愛姫

愛姫、演じられてるの男性なんだよね多分。
判断するのにだいぶ見たつもりだけど、
結局『多分』って感じ。
綺麗ーーーー。
お着物も赤基調で鶴の絵が描かれてて映えてた。

そして鶴丸国永の歌唱もものすごく綺麗。(1:03:26)
鶴丸国永の意識は置いて、姫として歌唱してるように感じました。
独特の江戸節がないっていうか。
伊達政宗の愛姫への歌い方も優しくて、愛が感じられるシーン。

えぇえぇあの人でしょあの人(三百年)

後半、審神者との会話で鶴丸国永が

「あの頑固者辺りと組ませてみたらどうだい。」

と次の出陣相手を提案します。
もしかしてもしかしなくてもあの人ですか??

そういえば三百年で吾兵さんに大倶利伽羅が剣術を教える時、

「目の前の相手を『必ず』倒す」(三百年の子守唄2019/1:19:15辺り)

と言います。
(『気』を大事にしろと教えています。)

伊達双騎の時は

「目の前の相手を倒すのみ」(1:34:12)

なんです。

『必ず』と言ったのは鶴丸国永で。(1:34:51)

え?
え、もしかして付け足した?
鶴丸国永の言葉さり気に付け足したの?
ねぇ伽羅ちゃん・・・!
いやもう関係性ありすぎでしょ。
匂わせが歴史を渡りすぎてる。

驚いたのは何だったのか

あれこれ書き連ねたところで、
この記事冒頭で書いた2人の会話を改めて考えてみます。

伊達双騎の任務を通じて、感情を覚え始めた大倶利伽羅が『驚いた』と自然に感情を吐露したことに驚いたのかな。
浅いかなーー。

もう少し、色々足りない頭で考える。
鶴丸国永の『おとしあな』の歌。

これ絶対何かあったやつやん・・・
ってな感じに哀愁ありありな歌唱で気になってて。
そこからちょっと糸口ないかなと考えてみたのが下記です。

鶴丸国永って強いから自然と一人で戦うことに慣れてて、
でもそれじゃどうしようもない出来事があって。
鶴丸国永自身も知らず知らずに迷いの落とし穴にはまっていた矢先の大倶利伽羅の顕現。

でもその大倶利伽羅が1人で戦う事にあまりに頑なだから、
背中を預けて戦う心の在り方を、
ぼこぼこにすることで、
伊達政宗の歴史を任務で辿る中で、
大倶利伽羅と自分にも見出そうとしてたのかな・・・とか。

あと・・・
背中を預けあうこともなく終わった『何か』が鶴丸国永にはあって、
その時の相手から出てこなかった返しが大倶利伽羅からあって驚いたとか。

それか・・・
根本は自分と命を預けあってほしいわけではなくて、
1人で戦い続ける大倶利伽羅を危惧してのあれこれで。
自分へは怒りや憤り以外の感情が向けられることを特に考えたことはなかったんじゃないかなと。
だから、大倶利伽羅の反応に驚いた的な・・・いやでも『この背中を預ける時は来るのか』って歌ってるしな(『傷だらけの背中』より)

・・・ギブ、もうわからん。

意味ない考察書きすぎた感。
あんまりに的外れでむしろ作品への冒涜じゃないか心配。
分かってなさすぎだろみたいな。
あぁやだ。

でもあれこれ言いつつも幸せな思考の使い方だと思ったり。
脳トレ感覚で多分今5歳は若返ってると思う。

月に対する思い

月に対する思いは鶴丸国永の方が少し強いのか、
(月に誰を見ているのか・・・はなんとなく分かる(ってるつもり)ので気になりまくってます。)
鶴丸国永を大倶利伽羅が少し見つめる形になることがあって。(1:44:48)

こういうのパライソでもあったなと思って。
(静かの海のパライソ/1:24:29/2:06:30←海へ向かって言う言葉なんだけど、言ってる先は『月』なのかなとか。)

そうそうパライソ(飛ぶ飛ぶ)
しっかり背中、大倶利伽羅に預けるようになるんだよ鶴さん。

ものすごく背負ってしまった背中だったけど、がっちり伽羅ちゃん支えるんだよ。

すごいことだよ。
この公演を見たからこそまた過去公演も振り返りたくなった。

あとは諸々短めに

・虎哉宗乙・支倉常長の役の方。

最初ストーリーテラー的に落ち着いたお声で話されるもんだから、普通に見てたけど段々あ、この人怪優系の人だと察する。
支倉常長で伊達政宗と歌い上げた時(終の野望)後半声を伸ばすの諦めたのはわざとなのか声がもたなかったのか全然わかんなかった。面白かった。

・飛脚はしる

コミカルダンス。鶴丸国永の足がルンって感じに上がるの可愛い。
大倶利伽羅と鶴丸国永の刀の長さがちょっと気になりました。
鶴丸国永の方が長いんだなと。ダンスの時あぁ後ろの人危ない・・・!とちょっと思ったのは鶴さんの方だったから。
刀はまだ範疇外なんだよなぁ。

最近やっと三日月宗近が(刀の)三日月と呼ばれる所以が理解できて。(はず自信ない)

同じくあんまりわからない方いらっしゃったら、
この本わかりやすかったですよ。
(唐突)

刀剣乱舞はまらなきゃ手を出さなかった本だと思う。
国宝に興味持つとはねぇ。
しみじみ。

・不立文字秀吉

いま『どうする家康』見てるもんだから、秀吉の台詞聞くと、
あぁこれムロツヨシいいそう!って脳で勝手に変換されるの嫌なんだけどww

・伊達政宗

諸々で書くのだいぶ躊躇したんだけど書きます。
とにかく歌唱がずっとすごい。ライブパート入れなきゃ刀剣男士より歌ってるんじゃない?
演技も青年期から老年期までと幅広い。
虎哉和尚もそうだけど、歴史上の人物へ求められるものが刀剣男士と同じくらいすごそうで健康状態心配になるわー。。。

・わくわくするだろ!

「それだけでわくわくするだろ」(1:39:30辺りから見てると出てきます)
この鶴丸国永の言い方大好きです。
そして多分顕現して初めて大倶利伽羅が鶴丸国永の感情に同意したような発言もあって、いい言葉だなと思う。

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えーとりあえずは以上です。
また、思いが溢れてきたらぽつぽつ書き足したいなと思います。

ストーリーの感想でした。

ライブパートも書きたいんだけど、、、、
書きたいんだけど、、、

かっこよすぎて心臓持たなくてあんまりまだ観れてないんじゃーー!!!
やばいよライブパート!!!一応一通り見ましたけど!ガン見は厳しい!

あれはダメだよ、二振りともかっこよすぎだよ。
これ以上惚れさせないで!!(すいません、気持ち悪いか。)


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