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大学で選考できるスポーツ心理学【選手の精神面を支える専門家】とは?

昨日(10/4)はプロ野球の巨人軍、原監督の退任発表が話題になっていましたよね。

巨人は今シーズン4位確定とのことで、3年連続優勝を逃した責任を取って退任されるということみたいですが、私も巨人×中日戦をドーム観戦したことがあったりと結構野球好きなので、原監督の退任は少し寂しい気持ちです(;0;)

とはいえ今後は原監督の元でヘッド兼バッテリーコーチを務める阿部慎之助氏が新監督になるそうで、現役時代は巨人での活躍も凄まじかったので、これからの巨人軍がどう成長していくのか楽しみでもあります!✨

そこで気になったのがスポーツ選手のメンタルを研究していく「スポーツ心理学」という学問なのですが、みなさんはご存知ですか??

左側から原監督、松井秀喜選手、長嶋茂雄元監督、広岡勲教授

例えば巨人球団代表付アドバイザー兼、江戸川大学准教授でもある広岡勲(ひろおかいさお)教授は、大学で「スポーツ心理学(スポーツビジネスコース)」などについて教えていますが、将来スポーツに関わる仕事に就きたいと考えている方々は、専攻しておきたい学問だといえます!

そんなスポーツ心理学はどんな学問なのか、活用方法や人気職業についていろいろと調べてみました~⚾*。


大学で選考できる「スポーツ心理学」ってどんな学問?

スポーツ心理学とは、心の状態がスポーツのプロセスや結果にどのように影響するのかについて検証する学問のことをいいます。

それは選手のスポーツパフォーマンス向上とより良い指導をする目的で研究を行っています。

心理状態はプレイスタイルに大きな影響を及ぼすことが分かっていて、心や精神状態とスポーツの関係は非常に深いため、日本だけでなく欧米中心で研究が進められているそうです!

少し難しい学問ではありますが、スポーツの過程や結果、能力向上において「心」はどう関わっているのかを明らかにする学問になります。

スポーツ心理学を学んで身につく3つのスキル

大学でスポーツ心理学を学ぶとどんなスキルが身につくのでしょうか?
以下、主な3つのメリットが見えてきたのでご紹介します!

①選手自身が自分の心理状態を分析する手伝いができる

選手のプレイスタイルはプロ・アマ問わず、常に心理状態によって変化するもの。

例えば対戦相手に対して、「怒っている時はプレイが雑になる」「勝気が強いと実力以上の能力を発揮できる」「相手に萎縮してしまうといつもの実力が出せない」など、選手が感じるさまざまな感情によってプレイスタイルも変わっていくという事実を選手自身に理解してもらうことで、自分の心理状態に気付くことができ、より良いパフォーマンスを磨く手伝いができるのだそうです!

2.スポーツ選手のモチベーションを意図的に向上させる

スポーツ心理学を学べば、選手のモチベーションを意図的に引き出すこともできるようになります。

例えば試合前に選手に投げかける言葉一つにおいても、モチベーションの良し悪しを決める重要なシーンなんだとか(`・へ・)!

「全観客の目を釘付けにしてこい!」
「努力は絶対裏切らない、自分を信じて!」
など

モチベーションを高める声掛けはたくさんありますが、スポーツ心理学を学び選手の心理を読み取れるようになると、一人ひとりに最適な掛け声を必要な場面で伝えられるようになるため、選手にとって最高のパフォーマンスを引き出すきっかけが作れるのだそうです。

逆に「失敗するなよ!」「絶対負けるなよ!」など、モチベーション低下につながるようなNGな掛け声がどういうものか、ということも分かるようになりますよね(><)⚡

3.スポーツ選手のコンディションやパフォーマンスを整えられる

スポーツ心理学を学ぶことで選手のコンディションやパフォーマンスを意図的に整えることができます。

例えば選手一人ひとりの心理状態が分かるようになれば、トレーニングメニューの変更や試合前のコンディションの整え方などを調整できるので、緊張しがちな選手にいつも通りの実力を発揮させられるということです!

大学で学んだスポーツ心理学を活かせる職業

大学でスポーツ心理学についての知識を学べば、主に以下のような職業で活かすことができます✨

・大学の教員
・保健体育の教員
・スポーツカウンセラー
・スポーツ理学療法士
・アスレティックトレーナー

【大学の教員】

まずは冒頭でも触れた江戸川大学の広岡勲教授のような、スポーツ心理学に関わる学問を生徒たちに教える「大学の教員」の仕事です。

左側から広岡勲教授、田中将大選手

広岡勲教授は、大学教員以外にも松井秀喜選手や長嶋茂雄元監督の番記者を担当するなど幅広く活躍されているスゴイお方ですが、実際スポーツの専門家として活躍できる人は本の一握りだそうです(><);
とはいえ、未来を担う生徒たちへの指導に魅力を感じる人は多いのではないでしょうか✨

【保健体育の教員】

スポーツ心理学の知識を活かしやすい職業として、保健体育の教員という選択肢もあります。
大学で取得できる教員免許の他、スポーツ心理学の知識をさらに深めていくことでクラブ活動や授業など、生徒たちの指導に活用することができます🏀⚽⚾

【スポーツカウンセラー】

選手のメンタルケアを行い、最高のパフォーマンスができるようサポートするスポーツカウンセラーの仕事も、スポーツ心理学の知識を活かせる人気の職業です。

カウンセリングを行うことで選手が抱えるストレスや不安を軽減し、さらに精神面を強化していくことで試合で良い結果を出せるよう務めていくことが大切です!

【スポーツ理学療法士】

スポーツ理学療法士の仕事は、スポーツ選手がケガや病気をしないよう個々の動作を分析し改善を指導、そしてケガを負った場合の応急処置などの身体的ケア、そして精神的にも支えていく仕事です。

例えば選手生命が絶たれる程の大きなケガを選手が負った場合は、身体だけでなくメンタルにも大きな悪影響を与えてしまうため心のサポートが欠かせない、責任感とやり甲斐を感じられる仕事ですよね!

【アスレティックトレーナー】

スポーツの現場で働くアスレティックトレーナーは、選手の健康管理やケガの応急処置、リハビリテーション、体力トレーニングなど医療ケアをする仕事で、選手が安全にスポーツできるようさまざまな面からサポートする重要な役割を担っています。

そして選手がケガを負う以前のパフォーマンスを取り戻すと共に、これまで以上のパワーを発揮できるよう務めていきます。

大学で学べるスポーツ心理学とは?【まとめ】

今回スポーツ心理学について調べてみて、スポーツ選手が最高の結果を出し輝き続けられる理由は、コーチや監の指導はもちろん、トレーナーや医師、そして精神面でのサポートを行う人たちが居たからなんだなぁ✨と改めて実感しました!

将来スポーツ関連の仕事に就きたいと考えている方は、大学ならスポーツ心理学などについて学びながら資格取得も叶うので、仕事の選択肢も広がりそうですよね(*´▽`*)ノ

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