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エンジニア採用のカジュアル面談に”武器”を!採用ピッチ資料という選択肢

エンジニア採用でスタンダードになりつつあるカジュアル面談。
背景には、エンジニアを中心に企業が求める優秀な人材がニーズに対して不足している状況があります。企業側は自社の魅力をゼロから候補者に伝え、「応募したい」という気持ちになってもらうための努力を、より一層求められるようになりました。

そこで今回、採用ピッチ資料によってカジュアル面談をブラッシュアップする方法を紹介します!

1. エンジニア採用の面談でよくあるお悩み

新たにエンジニア採用を任された採用担当者さんは、カジュアル面談でこんなお悩みを抱えることも多いのではないでしょうか?

「ビジネス職種なら刺さる話が、エンジニアだとイマイチな反応…」
「毎回同じ話をしているが、どうもバシっと決まらず自信が持てない」
「うちのエンジニア組織はぶっちゃけ最高なのに、面談でうまく伝えられない」

採用ピッチ資料のゴールはもちろん、成果物としての資料を作ること。
そしてさらに、これから紹介する制作の工程を経ることで、面談で「しゃべる」内容や流れもブラッシュアップされるという副次的な効果があるんです。

2. 採用ピッチ資料が武器になる理由

採用ピッチ資料の制作によってカジュアル面談をブラッシュアップできるポイントは、大きく2つあります。

【その 1 】 エンジニア職の魅力を”棚卸し”できる
「資料を作る」という明確なゴールに向けて、社内で情報収集するきっかけができます。
これを機に、社内のエンジニアチームからたくさんインプットを得ましょう。
資料を作らずとも情報収集はできますが、文字や図で表す資料として可視化=アウトプットするというゴールがあると、情報収集の質には大きな差が出ます。
こうしたプロセスを経ることで、採用担当者として自社のエンジニアポジションへの本質的な理解が深まり、自信を持って話すことができるようになります。

【その 2 】会社説明を体系的・スムーズに話しやすくなる
採用ピッチ資料は、カジュアル面談での口頭説明を前提に制作を進めます。
大きい概念から順序立てて説明する流れを可視化できるのは大きなメリット。
話す順番を迷ったり「あの話とばしちゃった!」といった漏れが起きたりすることも防げます。
また会社や事業など大枠の説明も、エンジニアの魅力につながる伏線を意識して設計することができます。
「エンジニア職種に魅力を訴求すること」にしっかりとフォーカスした説明にブラッシュアップすることができるのです。

3. 採用ピッチ資料は実際どうやって作ればいい?

盛り込むべき項目を知る

まず各社さんがWeb上で公開している、エンジニア向けの採用ピッチ資料の項目を、抽出してみました!
概ね共通するのは以下のような内容です。

アジェンダ
会社概要
経営陣紹介
CTO紹介★
全社組織図
開発組織図(チーム構成)★
全社カルチャー
開発組織カルチャー★
事業内容
マーケット(業界)
解決すべき課題
開発チーム課題★
開発環境・フロー★
技術スタック(管理ツール)★
今後の戦略
開発組織の働き方★
福利厚生★
エンジニア評価制度★
フォトギャラリー
エンジニア社員のインタビュー★
受賞歴

★をつけたのは、明確にエンジニア職に向けた項目です。
また、「事業内容」「マーケット」といった全社的な内容も、よりエンジニア職にとって魅力的な部分にスポットを当てて作成することで、エンジニア向けのページへの伏線を張ることができます。

各項目の社内情報を収集

エンジニアの方々が転職するときに、太字になっている項目を気にする人は多いです。
開発業務で解決しようとしている業界の課題はどんなことか?
エンジニア組織はどんなチーム構成で、どんなメンバーがいるのか?
技術スタックは?(言語、フレームワーク、インフラ環境など)
開発手法は何か?(アジャイル、スクラムなど)
開発フローにおける業務的な今の課題は何か?

候補者がエンジニアとして伸ばしたいキャリアを把握し、それが自社で叶うのかどうか話をするには、上記のようなことは最低限必要な情報となります。
自社のエンジニアに直に話を聞いたり、わからない用語は調べて覚えたりなどして、魅力としてうち出せそうな情報を集めましょう。

骨子作成→資料完成へ

収集した情報の中から、「エンジニアにとって」魅力となる内容を精査。
そして、どんな順番で話すとより効果的かを考えながら、資料のページ構成を作ります。

適切な順番は、会社の規模や事業の特徴などによって変わってくると思います。
【会社の全体像→事業説明→開発組織→開発業務の内容→技術スタック…】
というふうに、大きい概念から徐々にブレークダウンするパターンや
【プロダクト紹介→CTO紹介→技術スタック→開発組織・開発手法…】
というふうに、会社の顔となっているプロダクトやCTOの魅力を前面にプッシュするパターンもいいかもしれません。

重要なポイントは、面談の場で話すことを想定して、ページ構成を考えることです。
ここで十分に面談のシチュエーションをイメージできるかが、完成後の話しやすさにつながっていくためです。

ページ構成が決まったら、各ページの原稿と図・写真などの素材を作っていきます。
デザインについては、デザイナーさんなどプロにお願いできれば完成度がさらに上がります。もちろん自分でデザインまで作り込む形でもOKです。

ちなみに、職種に関係なく使える「採用ピッチ資料」についての説明は、弊社山根からも過去にnoteでノウハウをシェアしています。ぜひこちらもチェックしてみてください!


4. おわりに

制作を支援させていただいたお客様からは、

「企業理念、事業説明、エンジニアの組織まわりや技術スタックまで、体系的に順序だって説明できるようになりました」

「弊社の事業コンセプトがデザインで直感的に伝わりやすくなった点がよかったです」

といったコメントをいただいており、ご好評いただいています。

ポテンシャライトでは、ここまでにご紹介したノウハウをもとに、実際の制作をまるっと支援するサービスを行なっています!
「自前でやりきるには工数が足りない」
「情報収集のハードルが高いのが現実」
など、お困りの状況があればぜひお手伝いさせてください。
ぜひお気軽にご連絡ください!

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