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感傷 

この醜い感情は何なのか
私に対する気持ちなんて何もないのに
あなたの表情はいつも笑顔で怖い

私は都合の良い人間だ
貴方への浮ついた気持ちで身体は動くのに
それ以外では神経すら動かないのだから

泥のついた靴で踏み荒らして欲しい
私が気づくまで、繊維まで染み込むような
カーペットに仕上げて欲しい

私の記憶に貴方はずっと残る
でも貴方の1年のうちに
1分も思い出してはくれないのでしょう

蛇はずっと知っていたのだろうか
私が無垢な振りをしていることを
下心があったのは、蛇ではなく私だったのだ。

私より前に愛されている人には
何も抱かないのに、
私より後に愛される人には
どうしてこんなにも醜い感情しか
出てこないのか

お酒を流し込みながら
勝手に感傷に浸る私はこんなにも醜いのだ。



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