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ドライブイン カリフォルニア 2022.07.06

サラダ記念日だからといってサラダは食べなかった。仕事は午前中にやっと自分の作業時間がとれるぞ、と思っていたらトラブルに振り回されて結局わずかな作業時間しか取れず。

昼は昨日の日記でも書いた、100円ローソンの助六定食(200円の助六と100円のざるそばのセット)。

冷やし中華のツイートがまだ伸びていて通知欄がやかましい。加えて千葉雅也のサイゼリヤツイートに反応したものもやや伸びてTwitterがすごいことになっている。
16時半に職場を抜け出す。外は夏だった。

梅田のサンケイホールブリーゼへ。
大人計画の「ドライブイン カリフォルニア」を見に行く。とある方から格安でチケットを譲って頂いたのだ。チケットが2枚あったので、大人計画にハマっていたこともあるという、さりおかもちさんを誘う。

僕は開演10分前になんとか到着。開演までさちさんと話す。曰く「松尾スズキの脚本は暗いですよ、人が死にますよ」とのこと。さちさんにとっては大学生以来の大人計画だそうだ。

結論からいうとドライブインカリフォルニアはとても面白かった。言葉の掛け合いが絶妙で、コメディパートでは何度も笑わせてもらった。阿部サダヲの存在感はやはりすごくて、この人が大きい声を出すとそれだけで面白い。
そして何より、「サマーフィルムにのって」「愛なのに」などに出演した大好きな俳優、河合優実さんの姿を生で見られたことに感動。この劇ではどちらかというとコメディの部分を大きく担っていて、舞台の上を縦横無尽に動くし時には体も張る。映画で観る彼女の存在感が舞台の上にもあった。
全体的にコメディタッチで話は進むが、裏には一族に刻まれた死の運命だったり、祭りの狂騒などがあったりと、どことなく大江健三郎的なテイストも感じられる。コメディの裏に確かな人間模様があり、ただ面白いだけの演劇ではない。
コメディパートのいくつかには時代を感じさせるものや危ういものもあったが、それでも人間を描こうとする姿勢が中心にあるので全体として古さは全く感じない。むしろ、濱口竜介映画を通った人間としては、会話劇を通じた人間関係を描く演劇には新しささえ感じる。

僕は初めて見たので新鮮な気持ちだったが、さちさんは久しぶりの作品だったのでどうしても以前のものと比較してしまって奇妙な感覚だったそうだ。
上演後、僕はパンフレットを購入。それから新梅田食道街へ。韓国料理屋に入ろうかと思ったが立ち飲みの大阪屋に行くことに。

立ち飲みながらぽつぽつと話す。ここでもさちさんの身に奇妙なことが起きたりして「走馬灯みたいな一日だ」となる。

22時頃に解散。家に帰る。
酒を少し飲むと眠気がやってきてすぐに眠った。

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