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人間のうぶさ

一時期、ねずみこうだったり、株だったり、宗教チックなのだったりにめちゃくちゃ勧誘される時期があった。
今振り返ればいい人生経験なんだけど、みんな優しいふりして近づいてきて、なんだか傷ついた気持ちになっていたことがある。

それは、うぶさがなせる業だと,言われたことがある。

信じ込みやすさ、影響されやすさ、という人間のうぶさが悪用されている事例は絶えませんよね。
プロモーション(広告)の手法が丸々このうぶさに根ざしてますし、
会社組織の作り方とか、家族の在り方、教育の在り方、なんなら人生設計(いいとこに就職しましょう、とか、家買いましょう、とか)まで…
世の中のほとんどの物事、特にお金が動くものは人間のうぶさを少なからず利用して成り立っています。

信じ込みやすさ、影響されやすさって、「格好いいですね」と言われると「私は格好いい」と簡単に思っちゃう=「私」と「格好いい人」を同一化しちゃう、
逆も然りで、「危ないですよ」と言われると「怖い」と思っちゃうとかね。
なにが「格好いい」のか、
なにが「危ない」のか、
確認する前に思っちゃう=同一化しちゃう、これがうぶさですね。
それと、その同一化している主体の「私」については、世の中のほとんどの人が考えたこともないです。これがうぶさの根源と言えるかもしれません。

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主体の「私」ねえ…。

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