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勤務537日目 二年目の郵便屋が導き出す安全運転の最適解

「安全最優先の業務を実践し、事故、災害を根絶しよう、ヨシ!」

毎朝全員で唱える呪文です。
他にもいろんな呪文を唱えさせられるのですが、それら全部やめにして、この一言だけ言うようにしたほうがよいと思うのです。時間の無駄を省くために。

この仕事において事故だけは最も気をつけなければいけません。
二輪は生身ですから。
簡単にケガをするし、障害者になる可能性も高い。死にやすい。

自慢ですがぼくは免許取得から無事故無違反です。
そんなぼくでも、この仕事で事故に遭遇しかけた瞬間は多々あります。
事故にならなかったのは、運がよかったからでした。

その多々の中で、もっと気をつけていれば安全性が高まったケースは多いです。
詰めが甘かった。

事故に遭遇しかけた経験を積んだことで、より安全な走行を学びました。

これを守れば事故は限りなく回避できる。
その方法を7つご紹介。

・車間距離は無駄に空ける
・見通しの悪い場所では一時停止
・信号のない横断歩道は準赤信号
・全譲り
・青信号は左右を確認
・(二輪限定)砂利道や泥道は最徐行でまっすぐ侵入
・???

1 車間距離は無駄に空ける
運転に慣れてしまうと、過信して車間距離を詰めてしまいます。
あるいは後ろに迷惑だからと、前へ詰めてしまう。

このクセは一度事故を起こさないと直らないかもしれません。
ぼくは郵便屋になる前、停車中からの発進で危うく追突しかけました。

自分は運転に自信がある。こちらから事故は起こさない。
そう信じてなおかつ車間距離を詰めているあなた。

悪いことは言いません。
今日から車間距離を十二分に空けることを意識してください。

ほんの一瞬でも気が散る要素が入るだけで、前にぶつかります。

2 見通しの悪い場所では一時停止
優先道路を走っていたとしても、見通しが悪ければ必ず一時停止をするクセをつける。
万が一突っ込んでくる愚かな人がいるからです。
日々運転をしていれば、その万が一を必ず引くときがきます。

3 信号のない横断歩道は準赤信号
信号のない横断歩道の通過で、ぼくは歩行者の見落としを何度かやらかしています。
運よく人を轢いていないし、運よくポリスに捕まっていませんが、横断歩道は殺人現場だと思って警戒するようになりました。

意識するのが難しい(見落としてしまう)という方は、信号のない横断歩道を赤信号だと思うと、よい感じに注意できます。
誰もいなければ、そのまま通過してよい赤信号です。

4 全譲り
どちらかが譲らなければならない状況。
ここで「全て譲る」と決めておけば、スムーズにすれ違いができます。それに、ぶつかった際は停まっている方の責任が軽くなるので(100:0になる可能性が高い)、譲る方がメリットはある。
そのうえ、譲ると感謝されるので、いいことづくめです。

5 青信号は左右確認
長い運転歴の中、ぼくはこの仕事で初めて信号無視に遭遇しました。
青信号に変わって行こうとしたら、一切スピードを落とさず車が突っ込んできたのです。

以来、青信号は左右を確認しています。
徐行まではしませんが、左右をきちんと見ておくことで危険を察知できるので、万が一に備えられる。

運転を続けていれば、いずれ万が一を引いてしまうものです。

6 (二輪限定)砂利道や泥道は両足を出しながらゆっくりまっすぐ侵入
二輪の運転に慣れると、つい自分のバランス感覚を過信してしまいます。
砂利道や泥道は、そんなバランス感覚が初めて自転車に乗るレベルまで下がる危険なコンディション。

どんなプロライダーでもノーマルタイヤでそんな道を自在に突っ切るのは無理です。
ほんのちょっとの泥道やほんのちょっとの砂利道に入っただけで車体がゆがみ、すべり、転倒。

それまで乾いた路面を安全に走っていただけに、ちょっとした砂道を通過する際は動きを予測できない。本当に危険なのです。

コンディションの悪い道を通過する際は、両足を出し、最徐行でなるべくまっすぐ進みましょう。その際ブレーキは絶対使ってはいけません。死にます

いかがでしょうか。
以上を気をつければ、事故の確率は限りなく抑えられるはず。
それでも安全運転を極めても事故は起きるものですが。

そこで最後の項目「???」。

7 神に祈る
冗談ではありますが、しかしこういうこともバカにはできない、とぼくは真面目に思っています。

神様、どうか今日も無事故でありますように。

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