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ミームからの逆襲!

時には「ミーム」からの逆襲!


もし、あなたが、突然5歳の子供の頃にタイムスリップをしたら、どうしますか?

自分のことを正直に話して、もし、ご両親が理解をしてくれたとしましょう。

あなたは、その若かりし時のあなたの両親に対して、何と声をかけるでしょうか?

「前回は、偏食が多かったので、出来るだけ上手に私の好き嫌いをなくせるようにがんばってね!」

「絶対に綺麗に着飾って、カワイクして、素敵なパートナーを見つけたいので!」

「運動神経が良いので、勉強よりも何かスポーツを頑張らせてくださいね!」

「今度は絶対にピアノを辞めないので、もう一度習わせてくださいね!」

「そもそも、こんな家に生まれてくるんじゃなかったので、早く、独立させてくださいね!」

最近、子供は、親を選ぶことができないからという意味を込めて、「親ガチャ」という言葉がはやっているようです。



元々、ゲームの「ガチャ」から派生した、一種の遊びやギャンブルの意味合いが強く、それ程深く考えることなく作られた、よくある時代のキャッチのようですが、実は、言われた方の大人や社会が、何故かざわついています。

「格差社会がもたらした大きな弊害の1つ」ということだけでは、決して片づけられないような雰囲気にもなっています。

子供の本当の心は、その子供が本当にいい子であっても、本当のことを言っているとはかぎりません。

わがままを言っている場合だけでなく、我慢をしている場合も少なくないからです。

余りにも小さな子供の抵抗の場合は、大人も社会も見つけることがなかなかできないというか、見つけられないふりをする場合もありますが。

私は、長女が小学校の2年生の時と、次女が3歳の時に離婚しました。

大切な時期に、母親の愛情を知らずに育てたことなどに対して、心のどこかで可愛そうなことをしたと思ったりしたのですが、致し方ない事情がありましたので、なるべく、誰も傷つくことだけはしないでおこうと、それだけは決めていました。

ちなみに、当時の彼女らの母親は、もちろん自分で育てたかったようですが、子供たちのことを中心に色々なことを考慮して、話し合ったうえで、彼女は私に親権を渡してくれました。

そのおかげで、人生でも非常に意味のある、時間と環境を持てた事と、その貴重な中で親というものをさせていただいている私は、子供達にとって本当にいい父親かどうか、いまだにわかりません。

「不思議の島フローネ」に登場してくるお父さんのような、とても落ち着いた、頼りがいのある人とは、到底かけ離れていましたが(笑)

私には、面倒見の良い母親がいますから、そのおかげもあり、子育ても何とかできたのかもしれません。

そんな娘達も成人してくれましたし、それでも、娘たちは、今でも「パパ、パパ」と私を非常に大切にしてくれます。



先日、コロナ禍での外出自粛要請が出ていた時に、長い時間、次女が見当たりませんでした。

ラインの既読もつかないまま、少々、イライラしながら、私は、事務所から何度も連絡をしました。

次女のラインの既読が長い時間つかないことは、よくあることだったんですが、それでも、普段から時間があるたびに事務所に連れていき、私の机のそばで、宿題やらゲームやら、最近は、会議用のプロジェクターのスクリーンを勝手に使って、彼女の友達と優雅に映画鑑賞ができるまでに事務所をコーディネートしてくれるくらい、通常よりも仲のいい親子ということで、おまけに少々気が強く、しっかり者のはずなんですが、その時はなぜか胸騒ぎが!

自分感覚では、3日程たっていた感じがしましたが(実は3時間程度)ラインの着信の音がしたので、急いでラインをみると、「パパのパンツ3枚ゲット!」ってことでした。

「こんな時に、何処に行ったのか」と心配をしていたら、何と私のパンツを買いに行ってたようでした。

おかげさまで、親に似ず、良くできた娘です。

何かその時、やっぱり、今まで通り、娘達の為に精一杯生きよう!ってなんか普通にそう思いましたし、今までそのように生きてきたと、その時思い出しました。

えっ!自分の人生は?といわれるかもしれませんが、それが一番うれしくもあり、楽しくもある人生です。

いづれ嫁に行って、独りぼっちになっても?

まーその時考えますわ。

と言っても、自分の仕事や夢を追いかけさせていただいているので、それ以外は、全て彼女達の為ということです。

中には、あなたの人生ですから、あなた自身の幸せを考えましょうという人がいます。

頑張りすぎないで、もっと、楽しく生きていきましょうって。

肩の力を抜いて、頑張りすぎないで!

大きなお世話です。(笑)

そんな話を聞いている暇はないです。

自分のできる限り、精一杯頑張ろうと。昔も今も、ただただただ、それだけです。



そして、最近、心の中から、「信頼し合えること」を大切に出来たらと思うようになりました。

少々肩ぐるしいですが、「ミーム」的な「信頼」とは、自分から取りに行くもので、常に不安定なものであっても、例え、何度か小さい「信頼」を裏切られても、諦めずに「信頼」をしてもらえるようにすることで、徐々に大きな安定した「信用」をしてもらうための努力をする「プロセス」だと思っています。

大きな安定した心で「信用」をしてもらうことは、子供が両親に対して、ビジネスでは企業が優秀なマーケターに対して、練習性が師匠に対して持つ時の「安定した感情」であり、「安定した関係」のことで、「信頼」とは正に「信用」できる関係になるまでの道のり(プロセス)のことだと、「ミーム」的に理解しています。

昔は、嘘をつくことが悪いことと何度も厳しく教えてきましたが、今は、彼女たちの嘘に救われているようです。

先日、娘に、どのような人がパパやったらうれしいって訊いたら、

嘘つくのが本当に上手な子なので、ニコニコしながら、躊躇なく「江口洋介」って!

以上です。

POSSVI 東野

今回、誘拐犯の女性と誘拐された少女との逃亡劇と、その後の2人の運命を描いた、角田光代原作のベストセラーの映画化された実話を御紹介します。

終盤のセリフで、「その子まだ、・・・・・・・・」は、父親でも号泣できる。

親子関係で悩んでいる人、子供とどのように愛し接したらいいかわからない人、世界中の子供を持つ、又は、幼い命と一緒に生活している全ての大人に是非見て、号泣してください!きっと明日からあなたの周りの小さな命を大切にできると思れる、正に「ミーム」の逆襲!を心地よく味わえると思います。


今、日本の社会にある様々な歪を改善するための事業や活動をしています。具体的には、あらゆるクリエイターや基礎研究者の支援や起業家が生まれやすくなる社会システムの準備をしています。どうか御支援よろしくお願いいたします。