見出し画像

パニック障害×子育て(幼児期編)

初めまして、sallyです。

パニック障害歴、かれこれ10年。
結婚してすぐ発症、1年くらいで落ち着いて出産・育休取得しましたが、仕事復帰3日目に再発。

「パニック障害×子育て(赤ちゃん編)」、「パニック障害×子育て(イヤイヤ期編)」に続き、今回は「幼児期編」です。


プレッシャーとの戦いだった赤ちゃん時期、少し子育てを楽しめるようになったイヤイヤ期を経て、子育てで悩みも減り「我が家流の育て方」が少しずつ確立されてきたのが、幼児期でした。

仕事の比重も少しずつ増やし、時短勤務だったのをフルタイムに戻したり、海外出張を再開したのも幼児期(3歳の後半)でした。


「我が家流の育て方」として、うちは「本人の意思の尊重」と「仮説検証志向」です。これは主人とも話して、子育てしながらだんだん決めていったことです。

「我が家流の育て方」は、各ご家庭ごとにそれぞれ違ってしかるべきだと思いますが、何でもいいので何かしら決めておくといいと思います。

そうすることで、親が無駄に悩んだり、夫婦間でずれが生じて子供が混乱する、といったことを避けることが可能です。


この「我が家流の育て方」があると、そこを子育てのよりどころにすることができ、自分の軸が安定している感じがして、私はとてもやりやすくなったと実感しています。

それと同時に、お友達や周りのママ友と比較することも減り、精神衛生上も良かったと思っています。


「育て方を決める」というとすごくヘビーな感じがしますが全然そんなことはなく、何となく「ここは大事にしていきたい」みたいなところがあるだけでもいいと思います。

あと子供の個性も徐々に見えてきて、周りと比較しても仕方ないと思える時期でもあるので、周りに惑わされて不安にならないための予防策として、考えておくと助けになると思います。


そんな感じで、だいぶ子育ての軸ができてきて自分が安定してきたのと、子供との人間関係も構築され、信頼できるようになってきたのが幼児期でした。


私がパニック発作になったり、予期不安になっていても、子供に「今ママ体調悪いんだ」と伝えれば理解してくれるようになったので、そこのプレッシャーはかなり減りました。

それでも、大好きなママの元気がないと子供は不安になるみたいで、私のそばを離れなかったりしますが、それで子供に危険が及ぶわけでもないので、近くで遊ばせていました。


あと、我が家はデジタルコンテンツに関しては特に制約を設けていないので、youtubeやスマホゲームなども、ある程度時間を決めたり途中で休憩をはさむよう促したりはしますが、見せています。

好きな動画を見ながらしばらくひとりで遊んでいても平気、という時期になってくれたのでそこはすごく楽でした。

特に体調悪い時は、「申し訳ない」という思いが募ったりすることもありますが、「ママが元気になることが、子供にとってもHappyなんだ」と自分に言い聞かせて、休息をとるようにしていました。


慣れない育児のプレッシャーで自分を追い込んでいた赤ちゃん期に比べたら、だいぶだいぶ楽になってきました。

変な言い方ですが、「パニック障害と付き合いながら子育ても仕事もする」ことに慣れてきた感じです。


今パニック障害と闘いながら子育てされている方は、自分で全部責任を背負い込んでるんじゃないかと思います。

私もそうでした。

でも、子育てって一人でするものじゃないし(諸事情により一人で行わなければならない方もいらっしゃると思いますが)、できる限り周りを頼る、くらいの気持ちで大丈夫です。


旦那さんや奥さん、両親や義両親、ママ友、近所の人、保育園・幼稚園の先生、習い事の先生、よく行くお店の店員さん、通りすがりの人・・・。

自分が「ちゃんとした親にならないと」と思いすぎて、周りを頼る前に自分で壁を作ってたりしませんか?


そのプレッシャー、いらないです。

人間を育てるのって、そんなに簡単じゃない。

だから、人は社会を作って何でもみんなで行う「社会性動物」に進化したんですよ。


これは幼児期以外でも、子育てする中では共通で持っておいた方がいい考え方だと私は思っています。


パニック障害やうつ病になる方は、まじめな性格の方が多いそうです。

まじめなうえに、病気でより不安になっている時期に、一番大変な子育てという仕事を一人でやるのは、どう考えても大変すぎる。

元気な人でも子育てってめちゃくちゃ大変だし、悩むし、迷うし、きめることが多いのに。


だから、ちゃんと周りに頼りましょう。

病気だろうが元気だろうが、一人で背負う必要はまったくなくて。

頼る人がいないときは、区役所に電話。

保健師さんが相談に乗ってくれるし、利用できる行政サービスを教えてくれます。


とにかく、「子育ては誰がやっても大変!!一人で完璧にこなせてる人なんていないから、パニック障害の自分が周りを頼るのは当たり前でしょ!」というマインドセットでOKです。


今はデジタルコンテンツがたくさんあって、必要以上に人の承認欲求に振り回されて疲れちゃいますよね。

Instagramで完璧なママを見て「私はこんな風にうまく子育てできない」と思うのは超絶ナンセンス、愚の骨頂です。

その完璧ママがなんでInstagramに上げてると思います?

完璧な自分をアピールして、誰かに褒めてもらいたいからです。

完璧な状態だから、上げてるんです。

完璧じゃない状態は、絶対上げないでしょ。


そんなよう知らん奴の承認欲求に、振り回される必要ないです。


だから、完璧を求めるくらいなら、周りに頼れる自分になれるように努力したほうが、よっぽど楽に生きられるようになると思います。



「我が家流の育て方」をなんとなくでもいいから見つけて(夫婦で相談)、「ちゃんと周りに頼る」「完璧を求めない」

これが私の育児で大事にすべきだと思っていることです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?