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【浪人】田舎によくある「補習科」ってどんなところ?成績伸びるの?

共通テストが終わりました。
受験生、保護者、関係者の皆さん、本当にお疲れ様でした。

共通テストがうまくいって2次試験に向けて意気揚々と向かっている人もいれば、思ったような点が出ず、「浪人」を視野に入れている人もいるでしょう。

前回の記事で、浪人生の1日の過ごし方や、予備校に通う費用、浪人するとどれくらい伸びるのかなどを解説させていただきました。

ご興味がある方はこちらからご覧ください。


さて、前回予備校を中心に紹介させていただきましたが、ネックポイントとして、費用が年間100万円程度かかることがあがりました。

これは結構きついですよね。。

しかし、地方に住んでいる人は、もしかしたらグッと費用を抑えることができるかもしれないです。

地方には、場所によっては

「補習科」と言うところで浪人期間を過ごすことができます。

この補習科について、本日は解説させていただきます。

1. 補習科について

「補習科って何?」と思われる方も多いと思います。
補習科とは、日本で浪人生を対象として普通科の高校に設置された学科のことです。

補習科は地方に多いですが、理由としては、予備校の数が少ない、もしくは全くないからです。

「浪人したけど勉強する場所がない」と言う事態を防ぐために設置されています。

したがって、そこで授業をしたり勉強を教えてくれる人は、その学校の先生です。

補習科がある学校の先生は、高1〜高3の生徒を相手にすると同時に、補習科の面倒も見てくれているのです。

補習科を設置している件は、岡山県、島根県、香川県、宮崎県です。また、鳥取にも補習科のようなシステムの場所があるようです。

これらの県に住んでいて浪人を決めた生徒は、補習科か、予備校のどちらかを選ぶことになります。

2. 補習科の料金

補習科の強みは、なんと言っても学費の安さです。

予備校が年間100万円以上かかるのに対して、補習科の場合は

30万円程度で済みます。

三分の一以下に費用を抑えることができるのです。

これは非常に大きいでしょう。

年間30万円なのでかなりお金に困っている家庭でない限り、多くの子が行かせてもらえると思います。

これで成績も十分に伸ばすことができれば、非常にお得に浪人期間を過ごすことができます。


3. 補習科で成績は伸びる?

さて、多くの人は、

「そんなに安くて成績ちゃんと伸びるのか?」

と不安に思っておられる方も多いかもしれません。

しかし、これは全く心配しなくて大丈夫です。

補習科にいる生徒は、前年の共通テストの試験よりも大きく点数を伸ばしています。

前回の記事で、予備校生は大体50〜100点くらい点数を伸ばしていると言う話をしましたが、補習科生も全く同じです。

そして補習科生も、中には150~180点Upといった超大幅な上昇を見せる人もいます。

補習科の方も、ちゃんと学校の先生が丁寧に指導してくれるので、勉強の環境としては非常に良いです。

また、18時ごろまでは学校も空いているので、放課後勉強することも可能です。

十分文句なしの環境が揃っていると言っても良いでしょう。

補習科に通う生徒の多くは、塾に通っています。
なぜかというと、18時、19時以降の夜の時間帯や休日には学校が開いていないからです。

塾では授業等は受けずに、自習スペースだけ使える契約にしたり、週に1回個別で質問できるような契約にする生徒が多い印象です。

映像授業で自分のペースで授業を受けると言うことで、東進に通う子もそこそこいます。

メインは学校の補習科、それ以外は勉強スペースを確保するために塾に通うという生活になります。
(家で勉強できる子は、普通に補習科一本でやっています。)


いかがだったでしょうか。
地方にお住まいの方は、予備校以外にも、ぜひ補習科を選択肢の1つに入れてみてください。

皆さん、皆さんのお子さんの浪人生活がより充実したものになることを願っています。

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