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学校での人間関係に疲れた人に伝えたいこと

学校生活が楽しければ、学校に行くことでは苦ではないが、そういう人ばかりではないだろう。

学校生活、特にクラスメイトとの人間関係がうまくいっておらず、学校に行くことが億劫であったり、大きな悩みの1つとなってしまっている生徒もたくさんいるのではないだろうか。

特に高校までは、自分の生きている世界というのが、学校だけにとどまっているという感覚を持っている人が多いため、そこでの人間関係がうまくいっていなければ、当事者としてはとても気が重くなる。

そこで今日は、クラスメイトとの人間関係に疲れている生徒、その保護者に知っておいてほしいことをいくつかお伝えしようと思う。

この記事を読んで、少しでも心が軽くなってくれればと願う。

1. 卒業しても関係が続くのは限られた数人だけ

多くの社会人や大学生は大きく頷いてくれると思うが、中学生、高校生までの人間関係というのは、高校を卒業してからものすごく大きく変わる。

高校を卒業すると同時に、大学に行ったり、会社に勤めだしたりすることにより、新たなコミュニティに所属し、それまでの関係というのは一気に希薄になる。

自分から「会わない?」と言わなければ、ほとんどの人と関わることはなくなってしまうのだ。

私の体感としても、せいぜい2〜5人くらいが良いところだろう。

数年に一回あるかどうかの同窓会などに参加すれば久しぶりに顔を合わせることになるが、そうでもしなければほとんどの人とは会うことはない。

つまり、今のクラスメイトとの人間関係というのは、長続きするものではないのだ。

数年後には、最も仲の良い2、3人以外とのつながりは基本的に継続しない。

だから私が伝えたいのは、学校生活を送っている間に「本当に信頼できる友人を少なくとも1人は見つけてほしい。」ということだ。

いざという時に悩みを相談したり、馬鹿なことを一緒にやってくれる友人が1人いるだけで、人生は大きく変わる。

心の拠り所をいることは、あなたが人生を送る上で非常に大切なのだ。

そんな人を1人でも見つけていれば、後のクラスメイトとの関係性などはあまり気にしなくても良いだろう。


2. 自分の所属できるコミュニティはクラスだけではない

次に、コミュニティについてだ。

今の中高生は学校生活が自分の世界の全てという感覚を持っているかもしれないが、実際のところはそんなことはない。

コミュニティは自分で選ぶことができる。

例えば、部活動や地域のクラブ活動である。
クラスは学校の先生が選んでしまうため自分から選ぶことはできないが、部活動や地域のクラブ活動であれば、自分で選択可能である。

自分の好きなコミュニティに飛び込めば良いし、部活動などもゆるいところなら複数所属しても良いだろう。

クラス、部活、クラブなどの中に自分が安心できるコミュニティが1つでもあれば、幸福度は大きく変わるだろう。

どこか自分の居心地の良い場所を見つけてほしい。

また、現代はSNSもある。
SNS上で、匿名でもコミュニティに参加することができる。

さらに、SNSであれば、本当に自分の好きなものと同じ趣味を持った人とコミュニティを作ることができる。

現実で対面していなかったとしても、自分の好きなものを誰かと共有できると満足感は大きく上昇するだろう。

そういったSNS上のコミュニティに飛び込むことも1つの手段である。

3. 人間関係に疲れる人は「配慮ができる人」

あなたは疲れたと思ってマイナスの感情を抱いているかもしれないが、私から見ると、あなたは「配慮ができる人」という印象を受ける。

大体人の気持ちがわからなかったり、自分勝手に生きている人は人間関係には疲れない。
自分中心に世界が回っているからである。

逆に、人間関係に疲れる人というのは、周りに配慮ができたり、いろんなことに気がついてそこにエネルギーを注いでいる人である。
だから、「疲れてしまう」のである。

つまり、配慮ができる「良いヤツ」だからこそ、今悩んでいるのである。
それを忘れないでほしい。

その考えを頭の片隅に留めておけば、人生丸ごと嫌になったり、自暴自棄になることもないだろう。


「配慮ができる良いヤツ。」それを忘れずに、のんびり過ごしてもらえたらと思う。

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