共通テストから2次試験までに学力って伸びる?現役教員が徹底解説!
共通テストが終わってから2次試験までの1ヶ月ちょっとで、成績って伸びるの?
これは、多くの受験生とその保護者が感じていることではないでしょうか。
共通テストが終わり、受験する大学が決定し、2次試験に向けた勉強が始まっています。
そんな中で、本当に成績が伸びるのか不安になっている方も3億人くらいいらっしゃると思います。
そこで今回は、自身も浪人したことがあり、その後長年教育現場と受験業界に携わっている私の見解を独断と偏見でお話ししていこうと思います。
皆さんのお役に立てれば幸いです。
1. 共通テストから2次試験までに学力は伸びるのか
まず結論から言うと、学力は伸びます。
特に現役生にその傾向は顕著で、しっかりと勉強している子はこの期間にみるみると実力をつけていきます。
受験生あるあるですが、この時期に実力がかなりつくので、
「なぜ自分は共通テストのあんな簡単な問題を間違えてしまったのだろう。。。」
と辛い思いをします。
1ヶ月程度で、学力は大きく変わるのです。
2. 伸びやすい子の特徴その1
では、この時期に特に学力が伸びる子にはどんな特徴があるのでしょうか。
私の経験談からお話しします。
一つ目は、「着々と努力を重ねていた人」です。
学力が点数として目に見える形で向上するには時間がかかります。
なぜなら、勉強に勉強を重ねて、苦手部分をほとんど無くしてようやくテストで良い点が取れ始めるからです。
それに至るまでには多大な努力量が必要なのです。
コツコツやってきた子が、2次試験までの最後の1ヶ月でものすごい爆伸びを見せ、共通テストはややコケ気味だったのに、2次試験で大逆転を果たしたと言うのはよく目にしてきました。
努力はやはり裏切らないのですね。
3. 伸びやすい子の特徴その2
伸びやすい子の特徴その2は
「もともとの基礎学力が高い子」です。
簡単に言うと「才能」とか「センス」と呼ばれるやつです。
これはちょっと現実的な話なので、教員の立場からは言いづらいのですが、ぶっちゃけるとこれらは最後の伸びにめちゃくちゃ影響します。
もともとの基礎学力が高い子と低い子では、1やった時に習得できる量が全く違うのです。
普通の子は1やったら1だけしか成長しませんが、基礎学力が高い子は、1やったら10成長してしまいます。
いろんな子の個別指導を担当していてこれは間違いないのですが、基礎学力が高い子は、基本的な内容を教えただけで、
そこそこレベルの高い問題まで解けるようになってしまいます。
しかし、基礎学力がそこまで高くない子は、教科書レベルの問題はできるようになるかもしれませんが、レベルの高い問題については教えてもらわないとできません。
つまり成長率のスピードに大きな差がついてしまうのです。
「基礎学力が高いのに、これまで十分に勉強してこなかった子」たちが、部活が終わり本気を出したことで、この辺りから爆伸びが始まるのです。
恐ろしいですね。
1つ言いたいのは、皆さんには1つ目の特徴として紹介した「着々と努力を重ねていた人」になってほしいと言うことです。
才能があろうとなかろうと、きちんとコツコツ勉強を続ければ地方の国公立大学は余裕で行けるようになります。
早いうちから未来を見据えて、行動を起こしていきましょう。
今回の記事が皆さんのお役に立てれば幸いです。
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