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【寮か自宅通学か】成績が伸びるのはどっち?

【子供の成績を伸ばすためには】寮か自宅通学か。

お子さんが寮がある中学や高校に通っておられるご家庭では、自宅から通学するか、寮に入るか悩まれている方も多いかと思います。

そこで今回は、入寮するかどうかの判断について、【成績が伸びるかどうか】という視点でお話しさせていただこうと思います。

皆さんのお役に立てれば幸いです。

1. 寮に入れば成績は伸びるのか

結論から言うと、「寮に入っても成績が伸びるとは言えません。」

伸びる子は伸びるし、伸びない子は伸びない。

これが現実です。

私も寮がある学校に勤務していたことがありましたが、成績がものすごく良い子からものすごく悪い子まで、幅広くいました。

寮では基本的に「勉強時間」と言うものが定められているため、ある時間においては勉強をしなければならないと言う状況になりますが、そこでもやらない子はボケーっとして勉強時間を終えてしまいます。

そしてそれが習慣になり、「勉強時間にも本質的には全く勉強していない」と言う技を身につけてしまうのです。

「勉強をしないプロ」とでも呼びましょうか。

それではもちろん成績は伸びません。

逆に言うとそこそこ真面目な子は、勉強時間にはきちんと勉強に向き合いますので、家で勉強習慣が作れない子と比べたら、比較的成績も上がりやすかったりします。

真面目な子ほどしっかり成果を上げている印象です。

何事も本人次第ということを大前提として知っておきましょう。

2. 成績を上げるために寮に入るべき生徒の特徴

しかし、これで終わっては完全にその子のや性格や能力に委ねられてしまうことになります。

そこで、私の経験上、どういう子が寮に入るべきかをまとめました。
当てはまる人は、寮に入れば成績が向上する可能性が高まります。

それでは早速みていきましょう。

2-1 「真面目でルールを守る子」

真面目でルールを遵守することができる子は寮に入ると成績が上がります。

なぜかというと、寮での勉強時間にちゃんと勉強をするため、しっかりとした勉強量が確保できるからです。

また、真面目であれば、勉強中に他の寮生に話しかけられたとしても、そのまま話に夢中になることはありません。

しっかり勉強する時間はしてくれます。

そして、しっかりと量をこなしていけば、そのうち実力が身についてきて、成績向上につながっていくでしょう。


2-2 「家からの通学時間が1時間を超える子」

通学時間がどれくらいかかるかもまた、成績に影響を与えます。

なぜかというと、通学時間が長いと、それだけ勉強する時間が確保できなくなってしまうからです。

よく「電車の中で勉強すれば良い」という先生を見かけますが、電車の中でできることは限られています。

せいぜい暗記もの程度でしょう。

流石に数学や物理などに取り組むには環境が悪すぎます。

それならば、寮の自分の部屋で落ち着いて勉強した方が、勉強効率が良いと言えるでしょう。


また、通学時間が長いと、単純に疲れてしまいます。

学校が終わって、長い時間かけて家に帰るのは結構疲れます。

その状態で勉強を始めることは、家が近い人から比べると圧倒的に大変な作業と言えるでしょう。

余計なところに体力やメンタルを使うわけですから、疲れも溜まりやすくなってしまいます。

私の個人的な感覚としては、1時間かかるなら寮、1時間半かかるなら絶対に寮!!と言った感じです。


寮をうまく活用することで、睡眠時間も最大限確保できて、とても良い健康状態で毎日を過ごすことができます。

もし上記のおすすめポイントに該当していれば、一度寮を検討してみても良いのではないでしょうか。

この記事が皆さんのお役に立てれば幸いです。

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