見出し画像

無駄に「識字率」が高い国日本で起こる問題

日本の識字率はほぼ100%である。
この数値は、他の先進国を見ても珍しい数字である。

例えばアメリカでは、貧富の格差が日本よりも圧倒的に大きく、「喋れるけど書けない」という人がたくさんいる。

中国にしても同様である。

一見識字率が高いということは教育水準が高く、良いことのように思うが、決してそうではない。

無駄にと言っていいかは分からないが、無駄に識字率が高いことにより、日本ではとても大きな問題が発生している。

それは、「文章の内容理解が浅い」ことと「誹謗中傷」である。

まず、「文章の内容理解が浅い」とどういうことが起こるかについてだ。

例えばツイッターをやっている少年を思い浮かべてほしい。
この子は文字は読めるが、内容理解の能力がまるでない。

そういう子が文章をどのように読んでいるかというと、目立つところや強調されたところだけを読み取ってしまうのだ。

つまり、理由や背景に目が行かない。

彼らは、それっぽい日本語が書いてあれば、内容がなくてもなんとなく読んだ気になってしまうのである。

例えば、最近岸田首相がツイッターで叩かれまくっているが、記事の見出しに「通勤手当に課税か」と書いてあった。

これを見た時に、彼らは、通勤手当への課税がまだ検討に至るところにすら辿り着いていない段階だということには気が付かない。

見た瞬間絶望するのである。
そして、次の瞬間には怒りが湧いてくる。

なぜなら、中の内容は読み取れず、「通勤手当」「課税」だけに脳が反応するからである。

背景や理由、現在の状況といったところは全くのスルーなのである。

非常に内容理解が浅いと言える。


そして、やたら識字率だけ高いと、「誹謗中傷」が起こる。

相手の気持ちを考えることができない者が、自分の感情に任せて相手に暴言を吐き散らす。

奴らの中には、息をするように「死ね」という者がいる。

同じ人類とは思えない。

しかし、実際にいる。それもかなりの数だ。

先ほどの岸田首相の課税に関するツイートにしてもそうだろう。

汚い言葉でサンドバックのようにフルボッコにする。

そしてこの誹謗中傷は連鎖反応を起こす性質があるらしく、他の人間が誹謗中傷をしていたら、便乗して乗っかるやつが結構いる。

これらも全て、内容を読み取り議論することができない、無駄に識字だけできる人類の所業である。

正直、ヤフコメやツイッターは現在地獄である。

有名Youtuberや芸能人、議員が日々、罵詈雑言を浴びせられ続けている。

しかも、罵詈雑言を浴びせている奴らはニュース記事の内容は読んでいない。

あぁ、地獄だ。

単語レベルでの認識の下、誹謗中傷に至っているのである。

日本は識字率が上がり、一見すると教育水準が高そうに見えるが、問題は山積みである。

頑張ろうニッポン!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?