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科学的観点から見たADHD、ASDの重要性

はいこんにちは!ポジティブ先生です🔥
以前、ADHDとASDに対する見方を変えるべきだという記事を書きました。

思ったより反響があったので、本日はもう少し科学的な視点から、彼らの存在の重要性について話します。

前回の記事を読んでいない人はこちらからご覧ください。

さて、本日は科学的視点から私の観点を述べていきます。

私が着目している点は、ズバリ、

DNAです。

人間は、遺伝情報の本体であるDNAを、子供を産むことで後世に繋げていき、現在の発展に至っています。

そして、人間に限らず生殖をする全ての生物に言えることですが、DNAを後世に繋げる過程で、進化していきます。

進化とは、ポケモンのように急に違う生き物に変身することではありません。

進化とは、何世代も時間をかけて、ゆっくりと環境に適応した性質を持ち合わせることです。

この過程で、DNAが少しずつ変化していると言われています。

例えば、キリンの首が長くなったことも、木の上にある食べ物を摂るために進化したと言われていますし、ネズミも、長い年月をかけて進化して、毒に対する耐性をつけたと言われています。

このように、生物はゆっくりと時間をかけて環境に適応していくのです。


では、人間はどうでしょうか。

ADHDやASDが人間の進化にとっての障害というべきならば、長い年月をかけて淘汰されているはずです。

コミュニケーションが取れなかったり、突発的な行動をする者は狩猟採集時代においては、社会集団の中で活躍したとは思えません。

とっくの昔に淘汰されていてもおかしくないはずです。

しかし、現在発達障害を抱える子はクラスに2、3人はいると言われています。

これは、全体の5%程度にあたり、人類の7、80億人の規模で見ると、とんでもない数存在することになります。

これが示していることは何かというと、長い歴史の中で、ADHD、ASDの特性は淘汰されなかったということなのです。

つまり、人類が発展していく過程で、必要な能力として継承され続けてきたといえます。

そして、以前の記事でも書かせて頂いたように、彼らには、「過集中」という最大の強みがあります。

周りの目など気にせず、自分のやりたいことに没頭するその能力は、歴史の中でいつも力を発揮していきました。

エジソンやアインシュタインは科学を発展させ、現代ではイーロンマスクやスティーブ・ジョブズが人類を次のステージへと引っ張ってくれています。

私は、人類が長い年月の中で彼らを意図的に数%残して進化してきたと強く信じています。

おそらく、狩猟採集時代でも、誰よりも集中して道具を作り続けていたり、新たな地を勇猛果敢に開拓しようとしたり、動植物の調査等に最も積極的だったのは彼らだったのでしょう。

科学的視点から見ても、彼らの存在は人類にとっても必要です。

現在の「障害」というイメージだけが先行している世界は本当に良くないと思います。

親や教育者が、彼らへの見方を変え、愛情や希望を持って接することで、自己肯定感が生まれ、彼らの本当の力が発揮されるのだと思います。

私はよく、この状況を「ポップコーン」に例えます。

弾けて大きく膨らむポップコーンもあれば、不発に終わってしまうものもあります。

ポップコーンが弾けて大きくなれるかどうかは、外部の温度、つまり「環境」が決めるのです。

皆さんが彼らにとっての良い環境づくりを実現できることを願っています。

それではまた明日!

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