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【メリットしかない】社会人の文章力を鍛えるべき理由と鍛え方を紹介

「社会人に文章力があると、どんな時に役に立つの?」
「文章力があるとメリットあるって本当?」
そのように思うことはありませんか?
私は営業マンですが 、最近まで文章力について深く考えたことがありません。
その結果、以下2点の悪影響につながりました。
・相手にうまく伝わらない
・仕事の効率が悪くなる
上記のように、相手に何も伝わらなかったり、仕事の効率が悪くなったりと、仕事に悪影響しかありません。
しかし今では、文章力のメリット理解して鍛えることで、効率良く仕事もでき生産性も上がりました。
本記事では、以下の内容を解説します。

  • 文章力を鍛えるメリット

  • 文章力がないとおこるデメリット

  • 文章力を鍛えるおすすめの方法

  • 文章力を鍛えられるおすすめの本3選

  • 文章力を鍛えたい人向けオンライン講座3選

それぞれ、解説します。

なお、短時間で文章力を鍛えたいとお急ぎの方は、添削付きで実践的なスキルを学べる『宣伝会議オンライン講座』をおすすめします。


文章力とは

文章力とは『相手(読み手)が理解しやすく自分の伝えたいことがしっかり相手に届く文章を書く』力です。
言葉で伝えることが簡単にできても、文章だけではうまく伝わらないことも少なくありません。
たとえば、以下の2つはどちらが好印象だと思いますか?
・まとまりがなく伝わりにくい営業資料
・まとめられており伝わりやすい営業資料
後者の方が、受け取る側として好印象ではないでしょうか。
最近では、テレワークを導入する企業が増えました。
PCや携帯を通して、社内外でコミュニケーションをとることが以前より多くなり、文章力は以前よりも増しています。
文章力は、これからの社会にとって、より必要な力ではないでしょうか。

文章力を鍛えるメリット5選


文章力を鍛えれば、書くこと以外に伝える力も身につけることが可能です。訪問営業や社内外でのプレゼン時でも存分に文章力を発揮できます。

私は、文章力を鍛えることで会社や私生活でのコミュニケーションも円滑になりました。
・同僚や上司には「提案や説明がうまくなった」
・友人には「話が分かりやすい」とメリットがたくさんあるので、文章力を鍛えることをおすすめします。
ここからは、文章力を鍛えるメリットを5つ紹介します。

  • 論理的思考が鍛えられ説得力のある文章が書ける

  • 相手を理解する能力が身につく

  • 社内外で「報・連・相」がスムーズになる

  • ポータブルスキルでどんな職種にも適応できる

  • 仕事の生産性が上がる

それぞれ、解説します。

論理的思考が鍛えられ説得力のある文章が書ける

文章力を鍛えるメリット1つ目は、「論理的思考が鍛えられ説得力のある文章が書ける」です。
文章は、読み手の疑問や関心のあることを理解したうえで、シンプルに分かりやすく伝えることが必要になります。

たとえば、以下3つの流れです。
・自分の伝えたい事を明確にする(結論)
・なぜその結論なのか(根拠)
・順序立てて説明ができているか(道筋を立てる)

上記のように論理的思考を鍛え、慣れてくれば頭の中で論理的に整理することが可能です。
企画書や営業資料作成時に、相手に説得力のある文章を作成することが可能になるだけでなく、書類作成時やメールやりとりもスムーズにできるようになります。

相手を理解する能力が身につく

文章力を鍛えるメリット2つ目「相手を理解する能力が身につく」です。
まずは「相手になにを伝えるか」を考える必要があります。

たとえば、以下の3つです。
・何に困っているのか
・何に関心があるのか
・どうしてほしいのか
上記のように相手を理解できれば、課題に対して最適な解決策を提案することが可能になります。

相手の気持ちを理解する能力を身につけ、伝えることが明確になることで円滑なコミュニケーションがとれるようになり、効率良く仕事ができるようになります。

社内外での『報・連・相』がスムーズになる

文章力を鍛える3つ目のメリットは「社内外での『報・連・相』がスムーズになる」です。

理由は以下の3つです。
・相手が理解しやすい言葉か
・相談するなら私はこの考えも伝えたい
・もう少しこうすれば伝わりやすいかも
上記のように、相手のことを考えながらコミュニケーションをとれば、状況に応じて頭の中で整理することが可能になるためスムーズに対応できます。

私も過去に、うまく伝えたつもりでも伝わっていないことがあり、上司に何度も同じ質問や訂正をされた経験がありました。
文章力を鍛えてからは、以前より同じ説明や訂正をすることが少なくなったことで効率良く仕事ができるようになっています。


ポータブルスキルでどんな職種にも適応できる

文章力を鍛える4つ目のメリットは「ポータブルスキルでどんな職種にも適応できる」です。
文章力は職種や業種関係なく、どんな会社でも活かせる万能スキルだからです。
文章力を鍛えれば、転職や活躍できる場所が増える可能性が高くなります。

私は多くの仕事を経験してきました。
・営業(提案資料、メール、プレゼン等)
・スポーツトレーナー(トレーニングメニュー作成してお客様にわかりやすく伝える等)
・港湾業(作業報告書作成、作業マニュアル作成等)
・倉庫業(日報作成、他部署との情報共有メール等)
上記業務は一部にすぎませんが、すべての業務に文章力を活かせるのではないでしょうか。

こちらの『公益財団法人 日本漢字能力検定協会』の2021年2月2日の調査では、ビジネスにおいて文章力が必要である質問に95.9%と答えており、ビジネスマンにとって文章力の必要性が高いことが分かります。

引用元/2022年2月2日:公益財団法人 日本漢字能力検定協会

仕事の生産性が上がる

文章力を鍛える5つ目のメリットは「仕事の生産性が上がる」です。
相手に伝わる文章を書けるようになると、思考の整理がスムーズになるため仕事の生産性向上が見込めます。
『公益財団法人 日本漢字能力検定協会』が2021年2月2日に発表したテレワークを活用した経験のあるオフィスワーカーにとった意識調査では文章力が高く、文章のコミュニケーションが得意な人ほど生産性が高い結果になっています。

引用元/2022年2月2日:公益財団法人 日本漢字能力検定協会

思考整理がスムーズになることで業務も効率良く取り組むことが可能です。企画書や営業資料の質だけでなく言葉にして伝える力も向上することで、コミュニケーションも円滑になるのではないでしょうか。

文章力がないとおこるデメリット


文章力がないと、伝えたいことがあってもうまく伝わりにくい可能性があります。
たとえば、以下の3つです。
・相手にうまく伝わらない。
・業務効率が悪くなる。
・考えがまとまらない
上記のような結果になる可能性があるため注意が必要です。
本章では、このまま文章力を鍛えないとおこる3つのデメリットを紹介します。

  • 考えがまとまらない

  • 相手に伝えたいことがうまく伝わらない

  • 業務効率が上がらない

それぞれ、解説します。


考えがまとまらない

文章力がないとおこるデメリット1つ目は「考えがまとまらない」です。
「こんなことをなんとなく伝えたい」
「でも、なにから書けば良いか分からない」
ここでつまずくことが多いのではないでしょうか。
具体的に考えていなかったり、伝えたい方向性を決めていなかったりすることで考えがまとまらない方も少なくありません。
そして、考える時間だけが経過して業務効率が悪くなるので、そうならないためにも「誰に・何を・どのように」伝えるか意識することが大切です。


相手に伝えたいことがうまく伝わらない

文章力がないとおこるデメリット2つ目は「相手に伝えたいことがうまく伝わらない」です。
相手に伝えたいことが伝わらなくて辛い経験をしたことはないでしょうか?
「結局これはなにを伝えたいんだ?」
私が上司によく言われていた言葉です。
せっかく頑張って提案書などを作成しても、相手に伝わらなければ意味がありません。
相手の悩みや関心のあることを理解できないままでは、なにを伝えたいのかわからないまま、時間だけが過ぎてしまいます。

業務効率が上がらない

文章力がないとおこるデメリット3つ目は「業務効率が上がらない」です。
相手にうまく伝えられないと何度も同じ説明をするため、結果的に仕事の効率が悪くなります。
私の場合、複数人に同じ質問を何度もされたことがあり、業務の時間よりも書類を修正する時間の方が長くなってしまったことがありました。
業務効率を上げるためにも、文章力を鍛えるということは重要ではないでしょうか。

文章力を鍛えるおすすめの方法

これまで、文章力を鍛えるメリットとデメリットを解説してきました。
「じゃあ結局どうすればいいの?」
このようにお考えの方もいるのではないでしょうか。
本章では、即実践できる文章力を鍛えるおすすめの方法を3つ紹介します。

  • テンプレートをつかう

  • 日常的に論理的思考を意識する

  • 多くの文章を読んで言葉を蓄える


この方法を実践すれば現在の文章力を改善するきっかけになりますのでぜひ参考にしてみてください。

テンプレートをつかう

即実践できる文章力を鍛えるおすすめの方法1つ目は、「テンプレートをつかう」です。
ここでは、分かりやすさが求められるビジネスシーンに向いている「PREP法」を紹介します。
「結論・理由・具体例・結論」の順番で伝える型です。

たとえば、本記事で伝えたいことをPREP法に当てはめると、以下の通りです。
Point(結論):文章力は鍛えることをおすすめします。
Reason(理由):文章力を鍛えるとメリットしかないから
Example(具体例・実例):文章力を鍛える具体例
(この記事内ではメリット・デメリット・具体策)
Point(結論):だから文章力を鍛えることをおすすめします。
上記のように、一番最初に結論を伝えればあとはその理由と具体例を肉付けするように説明し、最後にもう一度重要な結論を伝える。
シンプルで分かりやすいテンプレートなのでぜひ参考にしてみてください。


日常的に論理的思考を意識する

即実践できる文章力を鍛えるおすすめの方法2つ目は、「日常的に論理的思考を意識する」です。

論理的思考は「伝えたいことを結論と根拠に分ける」ことなので、意識して訓練しないと鍛えられる能力ではありません。

たとえば、論理的思考でも簡単に実践しやすいPREP法を日常にいれると以下の通りです。
①駅前にできたイタリアンのお店がおすすめ(結論)
②イタリアで修行してきたシェフが本場の味を提供しているから(理由)
③私も食べてみて凄くおいしかった!特に〇〇のパスタ!(具体例)
④だから駅前のイタリアンのお店がおすすめ(結論)
上記はあくまで一例ですが、日常的に意識しながら取り組めば、無意識に論理的思考を鍛えらます。
会話が少ない方でも、紙に書いて見えるようにすれば、論理的思考を鍛えることが可能です。
まずは論理的思考を意識するところから始めることをおすすめします。

多くの文章を読んで言葉を蓄える

即実践できる文章力を鍛えるおすすめの方法3つ目は、「多くの文章を読んで言葉を蓄える」です。
活字に慣れることにより、文章の問題点に気付く能力を養うことが可能です。
文章力を上げるためには、うまい人の文章をたくさん読んだり、書籍をたくさん読書したり、多くの文章を読み込んで自分のなかに言葉を蓄えて言葉の引き出しを増やしておくのがおすすめです。
言葉を蓄えることで、文章を書くときに取捨選択ができるようになります。
どんなジャンルの本でも良いので自分の中にたくさんの言葉を蓄えておきましょう。

文章力を鍛えられるおすすめの本3選

通勤時間や就寝前、休憩時間など、隙間時間を有効活用すれば、より効率的に文章力を鍛えることが可能になるのではないでしょうか。
本章では、文章力を鍛えられるおすすめ本を3冊紹介します。

  • 「文章術のベストセラー100冊」のポイントをまとめてみた。

  • 新しい文章の教科書

  • 考える技術・書く技術

「文章術のベストセラー100冊」のポイントをまとめてみた。

文章力を鍛えられるおすすめの本1冊目は「「文章術のベストセラー100冊」のポイントをまとめてみた。」です。
「文章術の本を買いたいけど、なににするか悩んでいる」という人におすすめの一冊です。

本書は、現役ライター2名が名書を100冊を読み込み、文章のプロが持った共有のノウハウを洗い出してランキング化した書籍です。

・1位から7位のルールで「文章力の向上」を実感できる。
・20位まで身につければ「文章のうまい人」になれる。
・40位まで身につければ「プロ級の書く力」が手に入る。

たくさん本を読む時間がない場合は、1冊で学べる内容になっていますので、コスパも良いのではないでしょうか。

新しい文章の教科書

文章力を鍛えられるおすすめの本2冊目は「新しい文章の教科書」です。
文章の勉強を始めてする方は、まず読むことをおすすめします!
書ける人が自然に身につけている基本を、誰でもすぐに実践できる77項目でわかりやすく解説しているため、未経験者でも読みやすいからです。

本書の著者である唐木元様は、ポップカルチャーのニュースサイト「ナタリー」の編集長を務めています。
ナタリーとは
・ページビュー6,460万PV/月(2021年から3ヵ月の平均)
・ユニークユーザー1,840万/月(2021年12月から3ヵ月の平均)
・Twitterフォロワー数257.3万人(2022年3月時点)
のポップカルチャー専門のWebメディアです。

そんな、すごい実績のあるナタリーの新人教育をしてきた方が書いたのが本書になります。

ブロガーやSNSでも圧倒的に支持されているロングセラー本なのでぜひ手に取って見てみることをおすすめします。

考える技術・書く技術

文章力を鍛えられるおすすめの本3冊目は「考える技術・書く技術」です。
本書を読み進めると、練習問題があるためインプットとアウトプットが同時にできるので読み進めながら文章力・思考力が鍛えられる1冊になっているので初心者の方におすすめできる1冊です。

分かりやすく文章を書くために必要な「ピラミッド原則」を日本人向けのための実践ガイドとして、レポート・ライティング初心者向けに解説したものでとても読みやすく実践しやすい内容になっています。

考え方をピラミッド型に配置し、構成すると「分かりやすく提案できる」というスキルを身につけられるので論理的思考を学びたい人には特におすすめです!

文章力を鍛えたい人向けオンライン講座3選

独学ではなくプロに教えてもらいながら、文章力を鍛えたい方はオンライン講座をおすすめします。

「忙しいから最短で文章力を鍛えたい」
「読書や自力で文章力を鍛えるのが苦手」
「誰かに教えてもらいたい」
と思う人も多いのではないでしょうか。

たとえば独学の場合、以下のことを一人で学ぶ必要があります。
・文章の構成
・文章の書き方
・伝わり方
上記内容は、自身で答え合わせが必要ですが、プロの指導があれば独学より短時間で文章力を鍛えられます。

本章では、文章力を鍛えたい人向けオンライン講座を3つ紹介します。


文章力養成講座(株式会社宣伝会議)

文章力を鍛えたい人向けオンライン講座1つ目は「文章力養成講座」です。
オンラインで実践的に文章力を高めたいという方におすすめです!
基礎的な文章のルールや記事作成まであらゆる角度から学べる総合的なカリキュラムであり、添削ありの課題もあります。

年間8,000社、20,000人が受講するオンライン講座。
文章講座では、
・正確に伝わる文章を書くカ
・より良く伝えるための表現力
を養い「基礎的な文章力」を向上させることを目的としています。

講師はコピーライター、テクニカルライターなど文章を書く「文章のスペシャリスト」が講師陣であるため安心して受講できる内容です。

ビジネス文章力養成講座〈初級編〉(日経ビジネススクール)

文章力を鍛えたい人向けオンライン講座2つ目は「ビジネス文章力養成講座〈初級編〉」です。
課題を一件ずつ採点し、改善点を丁寧に添削・指導してほしい人におすすめの講座です。

・業務報告する書類やメールの文章の内容を分かりやすくしたい
・取引先に送る書類や文章を分かりやすくしたい
・実務でよくある場面に基づいた報告書や議事録などについても学びたい

といった悩みを解決してくれる講座です。

講師は日経新聞の記者経験者ですので、「書くこと」のプロに文章力を鍛えてもらえることで、短い期間で文章力の基礎を学ぶ事ができます。

初級のみならず、長い文章もしっかり書けるようにする「ビジネス文章力養成講座」の上級編もあります。
初級と上級をカップリングしたお得な講座もあるのでぜひ参考にしてみてください。

ビジネス文章力アップ講座(一般社団法人日本ビジネスメール協会)

文章力を鍛えたい人向けオンライン講座3つ目は「ビジネス文章力アップ講座」です。
ビジネス文章力アップ講座は、
・印象よく伝わる文章が書きたい
・説得力のある文章の書き方を知りたい
・正確に伝えて効率的にコミュニケーションをとりたい
・ビジネスメールを多くしているのでうまくメールのやりとりをしたい
とお悩みの人におすすめの講座です。

日本で唯一のビジネスメール教育に特化した専門の団体であり、「ビジネスメール」「ビジネスメールコミュニケーション」の商標を取得しており信頼と評価の高い団体です。

ビジネス文章力アップ講座以外にもビジネスメール効率化講座やビジネスメール実践ライティング講座などビジネスマンの悩みに応じた講座を受講することができるスクールです。

講座内容も多いため一度ホームページを見てみるのもいいかもしれません。


まとめ:今のうちから文章力を磨きましょう!

あらためて本記事では、以下の内容を解説しました。

  • 文章力を鍛えるメリット

  • 文章力がないとおこるデメリット

  • 即実践できる文章力を鍛えるおすすめの方法

  • 文章力を鍛えられるおすすめの本3冊

  • 文章力を鍛えたい人におすすめのオンライン講座3選

「文章力ないし、鍛えられるか不安」
「今から文章力を鍛える自信がない」
このような考えの方も、少なくありませんが、今からでも文章力は鍛えることは可能です!
私自身も、30代で文章力を鍛えて着実にスキルアップしているからです!
文章力を鍛えることは、今からでも遅くありません。

文章力を鍛えて、生産性の高い人材になりましょう!

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