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【レシピ】ココナッツミルクで煮るフィリピンおかず、ビコールエクスプレス

フィリピン政府の官庁の一つにココナッツ庁という機関があるほど、ココナッツはフィリピンで主要な農作物。

今日は、ココナッツミルクを使ったビコールエクスプレスというおかずをご紹介します。

Wikipediaによると、ビコールエクスプレス(Bicol Express)は、1970年代にマニラ・マラテで行われた料理選手権でCely Kalawという人がルソン島南部のビコール地方の調理スタイルをアレンジして生み出した料理。マニラからビコール地方に向けて走っていた電車の名前に由来します。

マニラのフィリピン料理レストランに行けば大体どこでも食べられるのでは、というほどポピュラーです。

ココナッツミルクの甘味とコクの中に、青唐辛子と赤唐辛子を入れて作るのでピリッとした辛味があります。
辛味・甘味・塩味が一つの一皿で味わえ、豚肉がたっぷり入っているのでボリュームがあり、炊き立ての白ごはんと一緒に食べるとそれだけで満足な食卓に。

材料に青唐辛子がありますが、日本のスーパーであまり見かけないのでししとうを代わりに使います。
アクセントに入れるバゴオンという魚やエビの塩辛は、多国籍食材店やAmazonで購入。我が家ではBarrio FiestaというブランドのBagoong Sauteed Shrinp Paste Regularを使用しています。
毎回清潔なスプーンを使えばかなり長持ちするので、常に冷蔵庫にストック。
他の料理にも使えますので、また他にもバゴオンを使った料理もご紹介しますね!

材料(3人分)
・豚肉 角切りなどの分厚いもの 350g
・玉ねぎ 1/4個
・ニンニク 2かけ
・しょうが 親指サイズ1個
・ココナッツミルク 1缶(400ml)
・バゴオン 小さじ2
・顆粒スープの素 大さじ1
・乾燥赤唐辛子 1本
・ししとう 5本
・水 200ml


【事前準備】
・豚肉はひとくちサイズに切り、塩水で洗って水を切っておきます。
・玉ねぎとニンニクをみじん切り、しょうがは薄切り、ししとうは斜め切りします。
・乾燥赤唐辛子は水に10分ほどつけて少し柔らかくしておき、斜め切りします。辛みのある種も捨てずに一緒に使います。

【作り方】
1. 鍋にココナッツミルクと水、しょうが・玉ねぎ・ニンニクを入れて煮立てます。
2. 煮立ったら豚肉を入れ、液量が2/3になるまで蓋なしで中火で煮ます。焦げないように時々かき混ぜます。
3. 液量が液量が2/3になったら、ししとう・赤唐辛子・バゴオン・顆粒スープの素を入れます。再び蓋をせずに時々混ぜながら煮ます。
4. 水分が飛び、ココナッツミルクがソース状になってきたら火を止め、出来上がり。「しゃばしゃば」より「とろとろ」がおすすめ。




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