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我が家のフィリピン料理の背景にあるもの

旦那のお父さんやおばあちゃんに作ってもらったたくさんのフィリピン料理。
可能な時は、横で作っているのを見せてもらいながらお喋りに花が咲き、
見たことがない食材についての下処理の仕方も教えてもらいました。

旦那と付き合って間もない頃に、旦那の誕生日で初めて食べたフィリピンの甘いスパゲッティやルンピアの味。

立ち上がれないほどの高熱が出て、下がった後に初めて食べたものは、ショウガとチキンのスープ、ティノーラ。
弱った身体にすぅーっと染み込む美味しさで、味噌汁が食べれないこの環境でもティノーラがあれば案外何とかなるな、なんて思ったような。

妊娠中には、栄養いっぱいのマルンガイ(モリンガ)を旦那のお父さんが庭からたっぷり摘んできてくれて、よくスープを作ってくれました。

私が現在作ることができるフィリピン料理のほとんどには大なり小なりエピソードがあって、作っている間は何かしらの思い出を思い出して作っていたりします。

フィリピンで生まれ育ったけれど今は日本に住む旦那、フィリピンで生まれ日本で大きくなっていっている息子。そして、日本で生まれ育ったけどフィリピンに行って人生が変わった私。

コロナ禍で自由にフィリピンに行けない今は、大袈裟かもしれないけど、家で作るフィリピン料理が旦那と私の日本での生活を支えてくれている気がします。
そして、子どものもつ驚くべき順応性で、日本にどんどん馴染んでいっている息子には、もう一つのルーツであるフィリピンを食を通して感じてもらえたらいいな、なんて思います。

このnoteでご紹介しているレシピを通して、皆さんにも南国フィリピンの雰囲気を少しでも感じてもらえたら嬉しいです。


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