ひとり親さんをサポートしたい!! sakuさんの思い
「前向きな氷河期世代」は「氷河期世代どうしで助け合おう!」という思いを持った人が集まったコミュニティです。
どんな人が参加しているのか、気になりますよね?
そこで、コミュメンバーの1人「saku」さんにスポットを当ててみました!
sakuさんのおしごと
sakuさんが高校を卒業した当時は、ちょうどバブルがはじけた頃です。企業では採用枠が少なくなってきていました。
就職試験も上手くいかず、まだちょっと遊んでいたかったsakuさん。とはいえ仕事をしないわけにもいかないなぁ、と思っていたところ、運よく友人から声をかけてもらいました!
はじめてのおしごとは、百貨店の販売員! 百貨店にネクタイを卸している会社にアルバイト入社して、そこから百貨店のネクタイ売り場で働きました。
高校時代も接客業でアルバイトしていたこともあり、売上アップに貢献して、社長にも可愛がられていました。
しかし、お父さんが難病になったので会社をやめ、フランチャイズで家族経営の自営業をはじめました。sakuさんもそれを手伝い、怒涛の2年半を過ごします。
結局店をたたむことになり、事務職を経て、結婚・出産・離婚も経験しました。
現在は、大手人材サービス会社の人事部で働き、複業でスタートアップ企業の人事労務や、J1サッカークラブのイベントの手伝いをしています。
サッカーが大好きなsakuさん。サッカーに関わる「おしごと」をしたいという夢が叶いました!
コミュメンバーとなったきっかけ
「なんとかなるさ」をモットーに生きてきたsakuさんは、「氷河期世代」である事を、特に意識してはいませんでした。
高卒であるため、「大卒向け」の求人やサポートには応募ができません。また離婚後は1人で子育てをしていたことから、「氷河期世代」というよりは「高卒」「ひとり親」という悩みが大部分だったからです。
けれど最近になって、氷河期世代を対象としたサポートや就職支援がニュースになり、「そういえば、私も氷河期世代なんだよなぁ」と改めて気づきました。
気になるワードとなっていたところに、「氷河期世代と話したい」という当コミュのbosyuを見つけました。
その瞬間、好奇心旺盛なsakuさんは、「氷河期世代を意識した人達の集まりって、どんなだろう?」とワクワクしながらbosyuの応募ボタンをポチりました。
コミュメンバーとしてやりたいこと
「氷河期世代でサポートしあう」というコミュの理念を聞き、sakuさんが考えたのは「ひとり親サポートをしたい」でした。
自身も「ひとり親」だったため、「児童扶養手当」や「保育料」などの行政のさまざまなサポートを受けました。
しかし「給付金の額が全然足りない!」「地域によって給付額が違うのはなぜなの?」という不満も感じていました。
稼げば稼ぐほど給付額は下がるのは当然としても、そのぶん自己負担をすることになるので、結局手元に残る額は変わらない……。
しかしsakuさんは「児童扶養手当受給資格を失うこと」を目標に、我が子のため、生活のために働いてきました。
そして15年をかけてようやく、その目標に到達しました! その時の感動は言葉では言い尽くせないほど感慨深いものでした。
目標を達成し、今度は「同じように困っているひとり親世帯をサポートしたい」と考えるようになります。
派遣社員・正社員・アルバイト・フリーランス・リモートワーク。
sakuさんは、雇用形態にこだわらず、いろんな「働き方」を模索・実践してきました。
それぞれのメリット・デメリットを把握すれば、「ひとり親の働き方」を発信できるのでは! と考え、現在も色んな働き方に挑戦しています。
そして、コミュニティに参加する前から、ジモティーやbosyuで相談に乗っていました。
もし、ひとりで子育てに悩んでいたら、sakuさんに相談してみませんか?
もちろん、それ以外の人も!
色んな経験をしてきたsakuさんの生き方は、きっと「はたらき方」のヒントになるでしょう。
「前向きな氷河期世代」では、slackを使ってお互いの質問や相談にアドバイスをしあったり、ゆる~い雑談をして過ごしています。
あなたもちょっと、覗いてみませんか?
ライター: 樽瀬川