
文章力や構成は二の次で良いから「ツカミ」と「ポジション」さえ押さえていれば"読まれる"というステージに立てると私は考える
いきなりですが、PCでnoteを公式の一覧ページから閲覧している人は、タイトルだけではなく、書き出しの200文字くらいまでは読めますので、誰かに自分のnoteを選んで読んで欲しいと思うなら、ここで「もっとみる」を押してもらえるかどうかが大事です。
このようなnoteのお題企画であっても「投稿作品をみる」ボタンを押すと、ご覧の画面に飛びますので、上記の説明がわかってもらえると思います。
すでにここまでで、100文字以上使ってしまいましたが、note記事がTwitterでシェアされた場合は、これがなんと60文字ちょっとしか見えません。
ちなみにスマホの場合は、公式ページからでも、Twitterのシェアからでも、タイトルしか見せることができないのです。
(※お題ページからは数文字書き出しが見えますが…)
この限られた情報の中で、自分のnoteを選んで読んでもらう…といったハードルを突破しないことには、とても悲しいことに、自分が伝えたいことは伝わりません。
では、noteが友達以外にも読んでもらえるというステージに立つために、私が心がけていることを紹介させてください。
「ツカミ」=noteを読んでもらえる仕掛け
まずnoteを書くうえで一番大切なのは
誰かにnoteを読んでもらう仕掛け=「ツカミ」だと私は考えます。
そこで最低限、読まれるための仕掛けをするべき、三種の神器とも言える部分を解説していきます。
・タイトル
・書き出し
・アイキャッチ
「タイトル」の長さは十人十色だけど、タブーはある
まずタイトルの長さですが、これは自由でOKだと私は思います。
シンプルな方が味があって良い場合もあれば、長くすることによってタイトルの後半が省略されることで
「続きはなんて書いてあるんだろう?」
…と思わせるテクニックもあるからです。
大切なのは、興味を引くタイトルになっているか
また「この人は結果何が伝えたいんだろう?」
と思わせることができるか、ということです。
それは、感情の正負に関係なく、一度気になったものは、中身を読まないと気が済まなくなるのが人間の性だからです。
(知的欲求の刺激、なんて言い方もできますね!)
最近、私が見かけた気になるタイトルのnoteはこちらでした。
(文脈メシって何!?気になるっ!!!)
さて、ここまでの話を踏まえたうえで
ここで私がタブーだと考えるタイトルの付け方は…
①奥深さがないのに短いタイトル
「カレーはおいしい」等
②読まなくても内容がわかるタイトル
「今日はカレーにブロッコリーを入れたが、煮込み過ぎてバラバラになってしまった件」等
③人にわかりずらい言葉を使う
「咖喱煮込みし時、過度の攪拌にて馬鈴薯崩壊す」等
(これはこれで、なんかおもろいねw)
こういったタイトルの付け方では
「ちょっと読んでみようか」という気になりづらいと思うからです。
有効な「書き出し」ってこんな感じ
わかりやすく大きく分けると
有効な書き出しは、以下のようになります。
【情報】役立つ情報っぽいから続き読んでみようかな
【笑い】何この人のキャラめっちゃ面白い
【批評】自分とは違う意見が書いてあるなぁ
【共感】わかる、自分も過去にこんなことあった
私が今回狙った書き出しは、一番上の【情報】となり、冒頭から「書き出しの文字数」についての情報に触れました。
それと同時に【批評】の部分もかすかに狙っており「文章力と構成が二の次とは何事だ!」という想いで、活字上級者でも入り込みやすくなっているかと思います。
似たようなもので「あなたが○○できないのは~」のような「煽り」と呼ばれるタイトルテクニックも存在します。
この手の手法は多用は危険ですが
内容次第で読み手の感情が正に収束すれば、問題はありません。
この辺りは、後述の「ポジション」の項目で
掘り下げていきたいと思いますので、一旦しまっておきます。
「アイキャッチ」はめんどくさがらずに作る
サイズは1280×670で、ソフトはご自由に…ですが
フリー素材そのままで、というのでは無個性になりがち。
冒頭でもお伝えした通り、文章で掴むハードルは高く、アイキャッチがその補助になることが望ましいです。
いついかなる場所で紹介してもらった時でも、アイキャッチに入れる文字数に制限はありませんから「文字を入れてみる」というのも工夫のひとつかと思います。
ポジション理論「誰の不快にもならないのは不可能」
noteを書いている人は「発信者」であり
パブリックな場所で情報発信をしていることになります。
なので、誰かに読んでもらおうと思うとき
誰かから読んだ感想が欲しいと思ったとき
「自分がどの立ち位置から意見を言っているか」
これを明確にしておく必要があります。
この私のnoteそのものが例になるのですが
「文章力や構成は二の次で良い」という
ポジションから発信をしています。
これは当然ですが
「文章力や構成こそが至高であり神髄!
それを蔑ろにすることは許されない!」
…なんて人が、少なからず存在するだろう
という想定を持ちながらも、勇気を出して書いています。
私の意見は、そういった人たちからすれば
いわゆる「アンチテーゼ」にあたるので
批判を受ける可能性があるのです。
それでも、なぜわざわざ批判を受ける可能性のあるポジションを取りにいかないといけないかと言うと…
・掴みって大事だよね
・でも文章構成も文章力も大事だよね
このような誰にでも同調するような意見には
魅力がなく、共感が持てないからです。
(付和雷同、って言葉がしっくりくるかな!)
誤解のないように言っておくと
私が「ツカミとポジションの方が大事」というのは、心の底から思っている意見であり主張ですから、わざわざテクニック的な意味合いで、白黒ハッキリつけにいったわけではありません。
逆に、多くの人は自分の主張を持っていながらも
「この書き方じゃこういった批判を受けるかも」と想定し、守りに入って、表現をぼかしてしまいます。
私は、これがもったいないことであり
表現者の魅力を削ぐ行為だと主張しているのです。
まとめ:自分の殻を破る
最後に伝えたいこととしては
「批判を恐れずに、自分の意見や主張を述べていくということ」ということです。
ぼやっとしたことを書いていても
強い共感を得ることはないでしょうし
なんなら、読まれすらしないでしょう。
一部から批判を受けてでも
それを補って余りある共感を得られるのなら
私は、そちらの方が良いとハッキリ言えます。
「批判」なんていうと聞こえは悪いですが
自分より能力・経験が優れている諸先輩から
無料でアドバイスをもらえる機会を得た
なんて考えれば、悪いものじゃなさそうです。
ちょっと企画の内容からすると大げさにはなりましたが、ブロガーの私は、こんなことを考えながら、日々、文章を書いている、なんて話でした。
かしこ。
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