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不覚にも泣いてしまったストーリぃ!

毎度毎度、テレビ番組「THE GREATEST SHOW-NEN」を見ています。

関西ジャニーズJr.のAぇ! groupがさまざまな劇団と組んで、
あらゆるジャンルの舞台芸術に挑戦する番組です。

現在放送されているのは、劇団「ヨーロッパ企画」と組んで、
全国舞台公演ツアーを行った「ガチでネバーエンディングなストーリぃ!」という演目です。

お話がめちゃくちゃ面白くて、
こんなことを思いつく諏訪雅さん(ヨーロッパ企画•今回の作品の作と演出を務めた)が羨ましくて仕方ないです。

終わらないRPG、終わらせたくないプレイヤー。
現実とゲーム世界の対比と滲みが、
コミカルな笑いを引き立てます。

基本的にずっと笑ってられる演目ですが、
4/23に放送された回で、
不覚にも泣いてしまいました。
ここから、ネタバレを含みます。

今回の放送回の簡単なあらすじ

ゲーム世界では勇者として闘ってきた主人公のゆうやですが、
どうしてもゲームを辞めたくないのには理由があります。

現実世界のゆうやは、
就活の佳境を迎えていました。
最終面接に行くのが怖い、
行きたくない、
という理由から、
徹夜でRPGに打ち込み、
そのまま寝落ちした挙句、
起きても、もう行くのをやめようかなと言い出します。

ゲーム世界で一緒に闘ってきたキャラクターたちが、
家電に憑依することで
ゆうやと同じ現実の世界線に立ち、
ゆうやを応援する、そんな回でした。

まずこの家電になる展開が面白すぎて
完敗って感じでした…。
(面白いものを見るたびに「負けた」って感じる私は何様?)
家電の性質と
ゲームキャラの属性と、
そして名前の意味が繋がり、
キャスティングともぴったりで
ワクワクする第二章の幕開けでした。

ほんで、泣いた

で、ゆうやを応援したい家電たちが、
応援ソング「ストーリぃ!」を歌うところで
不覚にも泣いてしまいました。

本編を見た方にはわかるかもしれませんが、
就活の悩み…けっこうリアルでした。
私自身も就活にはめっちゃ苦労しました。
50社くらいは書類で落ち、
20社くらいは面接で落ち、
1年近く就活をしていました。

もうね、あの時って
社会に必要とされてない感というか、
自分がしょうもなく感じるというか、
いろいろやってこなかった後悔とか、
変な言い訳捏ねたくなったり、
めっちゃしんどいんですよ。

なんとか就職した今だって、
そんなに良いわけではないです。
こんな仕事誰でもできるやんとか、
私要らんやんとか、
誰の役にも立ってない気もするし、
かといってやりたいこともわからない。
だから、ゆうやにめっちゃ共感しました。

そして、優しい応援ソング「ストーリぃ!」の歌詞には泣かされた。

歌詞をすべて書きたいぐらいですが、
番組で書かれていた部分以外は
耳コピで、表記が怪しいので書きません。

ただただ未来に希望を抱くだけじゃなくて、
ちょっと苦い思いをしながら、
でも、一生懸命頑張ってみれば、
先は明るいかも。
と思える応援ソングです。
大人になろうとする世代の
彼らと私たちにぴったりの歌だと思いました。

そして、
Aぇ! groupらしい曲だと感じました。
悪いことも、
無かったことにはしないで
飲み込んだり
折り合いをつけたりしながら。
たくさんある良いことも、
小さな幸せも大きな幸せも、
持ちつつ進んでいく。
遠回りしても一生懸命進んでいく。
さあ、また頑張ろう。
そんなメッセージを私はずっと彼らから受け取ってきたので、
本当に感動してしまいました。

大人になるってこういうことかも。
ガチネバで泣くとは思っていなかったので、完全に油断してました。

おまけ:ほぼTwitterみたいな感想

•どの歌詞を誰が歌うか、ってところが完璧やん
•踊るアイロンジャイロ可愛すぎやろ
•家電の歌、家電量販店のCMみたいで最高やん
•アレックスの台詞、どこまで本人の感覚と重なってるんやろう…鉄の心…

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