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最近ふんぬふんぬなこと

日本の、奨学金を借りているほとんどの学生は日本学生支援機構(以下JASSO)から借りていると思う。
奨学金はおもに3種類に分かれている。

ひとつめは給付奨学金。こちらは返済なし。
ふたつめは第一種貸与奨学金。こちらは無利息で、返済義務あり。
みっつめは第二種貸与奨学金。こちらは利息付き、返済義務あり。
それぞれを併用することも可能。
それぞれ給付・貸与の基準は自分の保護者や家族の年収によるものとする。

問題はこれ。
なぜ自分の借金の返済の有無やその利率を親の所得によって決められなければならないのか。というわけで慎ましやかな生活をしているにもかかわらず親の収入が平均よりかはあるせいで私のする借金(奨学金)の利率が変わるのである。

もはや親の扶養から自分を外して自分自身のなけなしのアルバイトの収入を年収としてさまざまな申請をしたほうが授業料の減免や給付の奨学金、無利息貸与の奨学金を得ることができてさほど以前と変わらぬ暮らし、いやそれ以上の暮らしができるのではないかと勘ぐってしまう。

そもそも国公立以外の大学は医学部でなくとも、それほど親が稼いでいてくれたって奨学金を借りなければ到底卒業できないような社会になっていることじたいが問題である。こんなに社会の高度化が進んだ時代の日本なのに、学業は贅沢品になっている。目先の利益ばかりを気にして未来に投資しない市民と政治家たちと日本の現在にも未来にも失望している。

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