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【収入証明がいらない?】ポルトガルのD2ビザ(個人事業主ビザ)とは?どうすれば取れるのか?

いつもありがとうございます。ポルトピです。

今回はポルトガル移住ビザ関連の中で個人事業主ビザとして知られている「D2ビザ」についてまとめてみました。

このNoteを読むとポルトガルの個人事業主ビザに必要となる要件や書類などの条件のおおまかなアウトラインがわかるようになっておりますので、このNoteが参考になった、役に立った方はNoteの"スキ"をいただけると励みになります。

ふと先日ポストしたこちら。なんとなくこれを見てて

「最近D7やD8がポルトガル注目されてるけど、みなさんD2の存在忘れてないかな?」

と思い、なんとなく情報欲しい方多いかな?と思ったのでこちらのD2ビザのNoteを書こうと思ったわけです。本当になんとなくです。

ヨーロッパの中でも生活コストが安く、治安もいい、住みやすい、英語通じる、温暖で晴れの多い気候、有名なビーチ、トータルサイコー!(言ってない)などの内容からクオリティオブライフ世界7位のポルトガル移住が注目される中

・出来るだけ安く移住したいな〜
・いいアイデアないかな〜
・D8が為替の関係で高くなっちゃったな…

などと方法を思案している方も多いと思います。
ということでD2ビザの解説ニーズが多そうだったのでまとめましたので、どうぞ読んでいってください。


1.D2ビザってなんだ?

ポルトガルD2ビザは、ポルトガルでの新規事業開設、既存事業のポルトガル支店設立、または既にポルトガルで事業を営むための移住を希望する人のためのビザです。このことから、D2は起業家ビザとも呼ばれています。

ポルトガルの他のビザと同様に、ポルトガルD2ビザはEU/EEAまたはスイス以外の第三国出身者を対象としています。

このビザはゴールデンビザとは異なり、D2ビザを取得するためにポルトガルに多額の投資をする必要はありません。

また、D7受動的所得ビザとは異なり、定期的な受動的所得を証明する必要もありません。

D8ととも異なり、毎月3,040€の給与証明や納税証明を提出する必要もありません。

その代わり、ポルトガルのD2ビザを取得するには、主にポルトガルで実行可能なビジネス(またはビジネスアイデア)があるかどうかにかかっています。

そのビジネスアイデアとは、コーヒーショップから日本食屋さん、フィットネスジムの経営まで何でもよく、特に制限はありません。

2.ポルトガルD2ビザどんな選択が出来る?


D2ビザには2種類のカテゴリーがあります。それぞれの内容を見てみましょう。

A.起業家ルート
全く新しいビジネスを始めたい方、または既存のビジネスのポルトガル支店を開設したい方に適しています。

主な必要要件

✅NIF(ポルトガルでの納税番号)
✅ポルトガルの銀行での事業用銀行口座
✅ポルトガルの有限会社(LDA)の設立
✅ポルトガルの税制を理解している会計士との契約

また、会社を設立・運営するのに十分な資本があることを証明する必要があります。銀行口座の残高などでその資金の出所を証明します。

ポルトガルで会社を設立する場合、社会保険料とともに法人税を毎年支払う必要がありますので会計士との契約はほぼマストになります。

B.個人事業主ルート
このオプションは、国内または海外のクライアントに何かのサービスを提供したい場合に適しています。

起業家ルートに比べて要件が少なく、ポルトガル法人を設立する必要もなく、会計士も必要ありません。ぶっちゃけかなりいい条件ですし、断然こちらを選んだ方がいいです。

主な要件

✅NIF(ポルトガルの納税番号)
✅ポルトガルの銀行口座
✅その分野での関連経験または資格の証明(卒業学位、自分の経歴書など)
✅1社以上のクライアントと契約を結んでいることの証明(契約書または登録証明など。要はちゃんと働くんだという証拠や根拠の証明が必要)
✅銀行残高証明(ポルトガルの最低月収12ヶ月分(9,140€相当の残高があることが理想と言われている)

とまあ、ポルトガルでの仕事が仮に軌道に乗らなくてもちゃんと生活できるためのお金の証明とか仕事を始めるにあたってどんなことをするのか、準備はできているのかなどの計画を用意する必要があります。

3.ポルトガルD2ビザのメリット

☑️受動的所得の証明が不要
☑️ノマドに必要な収入要件がない
☑️ポルトガルに多額の投資をする必要がない
☑️5年後に永住権の申請ができる
☑️NHR(外国所得課税10年免除)の対象である
☑️起業家やフリーランス、既存のビジネスオーナーに最適

ズバリこれ!!!!

D2ビザだと最近注目されているデジタルノマドビザ(D8)に必要とされている

「3,280€(毎月)の収入証明がいらない!」
「D7のような収入証明もいらない!」
「なんにもいらない!(言い過ぎ)」
「なのに永住権狙える!」

という好条件で、こんな待遇ありなの?と一瞬錯覚してしまうレベルの条件となっています。この中で最も重要なことは収入を証明する必要がないというのがハードル低いですよね。

ですが、ポルトガルのD2ビザで成功するかどうかは、主にポルトガルで成功する可能性の高いビジネスプランを示せるかどうかにかかっています。

要は事業計画書大事だよ〜ってことですね。

ポルトガル当局は、あなたの現地でのビジネスやサービス活動が、あなたがポルトガルに住んでいる間、あなたを支えるのに十分な収入を生み出せるかどうかを知りたがっています。

その収入は、現地で法人化した会社(起業家ルートの場合)または顧客との契約(独立したサービス提供者ルートの場合)から得られるなどいくつかの方法があるでしょう。

申請時には、"生計手段の証明 "を示す必要もあります。
なので事業計画書はしっかり作りこむ必要があります。

あとの必要書類は

・無犯罪証明
・住居の証明(半年は借りている契約など)
・最低6ヶ月分の保険契約
・戸籍謄本の英訳

など、領事館に掲載されている資料は求められたりします。また、D2ビザはD7ビザと同じく年間の183日間のポルトガル滞在が必要になります。

そしてD2ビザは領事館での面談がある場合がありますので、事業内容や計画の具体性についてはしっかり検討しておくといいと思います。

私のこちらのNoteでは有料にはなりますがD2ビザで有効であろう事業や現地に住んでいることから「こんな仕事でもいけるんじゃない?」「こんな方法もありなんじゃない?」みたいなことも深掘りして書いていますので良かったら読んでみてください。はっきり言ってこれだけ詰め込んでいるのお得すぎます。

4.まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回はD2ビザについてまとめてみました。
Xでは、ポルトガルの現地の様子やニュース、お店や観光、ビザについて色々と発信していますので良かったらフォローしておくと色々情報を
手にいれることが出来ると思いますのでよろしくお願いいたします。

今回のNoteが参考になったという方はスキをいただけますと励みになり嬉しいです。


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