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30歳男性が育休を取得して銀だらの煮つけを作った話

2日前にぶり大根を作ったのだけれど、煮汁がうますぎたので、ハルにミルクをあげながら再活用法を考えてた深夜3時。

正直、一人なら煮汁をそのまま白飯にぶっかけてもいい・・・。せめて卵かけご飯にかければ夫としての面目は保たれるか?と謎理論を考えながら、食後のゲップを待つ。

あぁ、そういえば鍋に入れようとして入れ忘れた銀だらがあったじゃないか。銀だらなんて鍋に入れるしか利用法が思いつかなかったが、カレイの煮つけと大体おんなじだ。たぶん。あと、ぶり大根と同じく大根も入れておけばボリューム不足も解消できる。
冷蔵庫の中の不良債権が一躍主役に躍り出る。これが世にいう新様式か。
頭の中のモヤっと感は解消したが、ハルのお腹のガスは溜まる一方だった。ガス抜きの”のの字”マッサージをしながら、出ないおならとうんちに思いを馳せる深夜4時。

ぶり大根を作ったときに学んだのは、大根の下茹では怠らないこと。厚くしすぎないことだ。1.5cm~2cmくらいに輪切りした大根を10分間ゆでるだけで、こんなにも味がしみてホクホクになるとは思いもよらなかった。
今までおでんを作るときには、3㎝以上で輪切りにして下処理せず出汁の中にダイブさせていたが、素人に飛び込み競技をさせていたのに等しい行為だったと反省する。たまごにかける愛情(手間)の一端でも大根にかけてあげることはできなかったのか…?

生姜を気持ち多めに刻んで、ぶり大根の煮汁に銀だらと下茹でした大根を投入。落し蓋をして10分ほど煮込み、落し蓋をとって20分追加で煮詰めれば銀だらの煮つけの完成。

は~うめぇ~。ぶり大根より身がホロっとしてる分、味が染みた感じがしてうまい。食べ応えのブリ、食感の銀だらか。
カレイの煮つけより身の崩れとか心配しなくていい分、ちょっと雑に扱えるところとか、鍋のサイズ小さくてもいいところとか、結構ありだな。大根との相性も申し分ない。生まれた時から一心同体じゃないのか?こいつらは?

ガス抜きマッサージのおかげか、夕方から怒涛のおならマシーンを化したハルを沐浴させたら、実も出てきて大変なことになった育休2日目の夜だった。


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