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30歳男性が育休取得して手羽先の甘辛ダレを作った話

ハルはミルクを飲む時、とても仰反る。地獄のような呻き声をあげて、まるで苦い薬でも飲まされているんじゃないかと思うくらい。
おかしいと思い、試しにミルクを飲んでみたけどおかしな味はしない。それでもハルは仰反り続けている。手を焼いていると、盛大なオナラがお尻を支えていた手のひらに。
程なくして自分のオナラで半ベソをかきながら、ミルクをせっせか飲むハルは一体何を思うのだろうか。

近所の業務スーパーで、いつも鳥モモか鶏胸肉を買っていたのだけれど、生憎今日はどちらも品切れ。今まで手をつけていなかった手羽先2kgに挑戦する。
鶏モモでも2kg消費するのに結構時間かかるのに、手羽先で冷凍庫をいじめていいものかと思いつつ、質は悪くないので、一度手羽先の料理でもチャレンジしてみよう。

ということで、今日は手羽先を甘辛ダレで揚げ焼きにしていく。

手羽先の裏に隠し包丁を入れて、気持ち多めの油で両面を揚げ焼きにする。蓋もして、全体に火を通ったら、醤油みりん酒ベースのタレを投入して、全体を絡めながら水分を飛ばしていく。
手羽先が甘辛ダレのATフィールドを纏ったら、盛り付けてゴマを振って完成。

これは病みつきになるウマさ。手羽先のささやかな肉付きにちょうどいい甘辛ダレの絡みのせいで手が止まらない。最初は箸とか使ってみたけど、2口目から手掴み一択。私は猿でいいです。食欲に忠実な猿であります。指についたタレも舐めてしまいます。猿なので。

まだハルの方が人に近いな。

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