Porta Works 392が考えること
福井の、三国の、端っこで。
三国駅から車を走らせること15分。
観光地、東尋坊を越えたもっと先。
林を抜けると、
青々とした日本海が広がる。
思わず深呼吸したくなるような
広大な景色を横目にカーブを抜けると
小さな漁港が見えてくる。
『町の中心の方に行けば、宿泊施設や
福井の海の幸を堪能できるお店も沢山あります。
最近では街歩きを楽しめる三国湊も栄えてきました。』
そんな三国の、もっと奥の方。
三国の最北端に位置するその場所に
【ポルタの宿】はある。
15:00
離島に来たのかと思わせるような景色が広がる。
晴れた日の海は透き通る青さ。
風が止んで、穏やかな海を “凪” という。
ナギの海は見ているだけで心落ち着く。
17:00
夕陽に染まる頃。
季節ごとに毎日違う色を見せてくれる空は
何度も何度も見てきたはずなのに
毎回心奪われてしまう。
18:00
【自分たちで作る食卓】
地元のスーパーで買い出しして
みんなで囲む食卓。
おもてなしが充実した旅館ではない。
あくまでも自分たちで食卓を作る。
白米にへしこを乗せただけのご飯が最高だし
スーパーの刺身が美味しいし
もう、作りながらビールだって飲み始めちゃう。
そんな地元の生活を愉しむ。
20:00
日が落ちると、辺りは真っ暗になる。
コンビニも自販機さえもなく
小さく家の灯りが見えるくらい。
なにも遮るものがない空を見上げると
降ってきそうなくらいの星空。
星空眺めながら、ビール片手に
ポツポツと語るのも、また楽しいよね。
言葉が途切れて、ふと静まると
波の音が聞こえてくる。
お風呂上がりの夜風が気持ちいい〜
眠たくなってきたら、すぐお布団に入って寝ちゃおう。
22:00
“明日、なにしよっかな”
そんなこと考えながら目を閉じる。
7:00
【ポルタの朝】
部屋いっぱいに広がる珈琲の香りと
焼き立てパン
コーヒー店長のおもてなしモーニング
朝は近所の人も集う“喫茶ポルタ”
昔懐かしいような、どこか落ち着くような...
どんな味が好き?
利きコーヒーも楽しめるポルタでは
まだ出会ったことのない味にも挑戦してみる。
自分って、こんな味が好きなんだ。と
一杯のコーヒーを贅沢に味わう。
そして、ゆっくりコーヒーを飲みながら
今日の1日を考える。
8:00
【ぽるたの本棚】 で“自分の入口”に
立ってみる。
porta とは イタリア語で“入口、扉”
という意味。
【色々なコト、モノ、ヒトが繋がる柔軟な入口を作る】
をコンセプトにPorta Works 392 は創業した。
ふと立ち止まって自分の事を振り返ってみたり
日々の生活の中に新しい楽しみを見つけられる場所
そして少しのキッカケで
ヒトとヒト、ヒトとコト、モノが
ゆるやかに繋がっていくような
そんな体験をして欲しい。
なんか、面白そう。
そう思った扉を、開いてみて。
10:00
トントントントン 小気味の良い音が響いてくる。
アトリエポルタは革小物と靴の工房。
1枚の革から、少しずつ形になっていく過程は見ていて面白い。
手仕事で丁寧に作られたもの達が並ぶ
アトリエポルタでは
自分で作る体験もできる。
使うことでどんどん味わい深くなる革は
手に取ったその日から愛着が湧いてくる。
育てたその革を、また見せにきてね。
12:00
お腹も空いてきたなぁ。
少し車を走らせて三国の町へ。
あれもこれも美味しい三国。
沢山歩いて発見して。
お腹も心も満たされる。
五感でフルに愉しむ贅沢
私たちが本当にあって欲しいと思う物。
それは、都会的な利便性でもなく、写真映えする観光スポットでも、至れり尽くせりのおもてなしでもなく。。
ナチュラルな三国の人達の暮らしぶり。当たり前のように目の前に広がっているこの景色の美しさが、この町の事が、伝わっていくといいな。
やっぱりこの土地が好きだと心から思えるような。
そうやって皆んなが大切にしていきたいものが、緩やかに世代を超えて繋がっていくといい。
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五感を研ぎ澄ませて、伸び伸び楽しむことこそ、三国の過ごし方の醍醐味だと思っています。
ちょっとの不便さと、時間を持て余しちゃうこと。そういう時にふと面白いことを思いついたり。
ぼんやり海を眺めて、綺麗だな〜って呟いてみる時間もいいんじゃないかと思います。
スピード感が求められるこの時代に。モノも情報も溢れる時代に。忙しない毎日の中で、ふと立ち止まって価値観を見つめ直してみたい日があるのです。
これは完全に妄想です
ここまで文章に綴ってきましたが、すべて妄想です。ポルタが実現したいこと。
あったらいいな、と思うこと。
まだまだ歩幅は小さいけれど、少しずつ形になるように。今後もポルタは試行錯誤を続けます。
最後まで読んで下さってありがとうございます!
今後もポルタをどうぞよろしくお願いします。
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