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コラム 越境EC

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越境EC(オンラインショップ、ECモールetc)に関する世界の記事・レポートを紹介します。
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2024年3月の記事一覧

クレジットカードはもう古い!世界のEC決済方法トレンド

コンビニやスーパーで買い物をする時、カフェやレストランで食事をする時、皆さんはどのように会計を支払っていますか? 現金? クレジットカード? それともスマートフォンやスマートウォッチをピッとかざす? オンラインショップで買い物する時はどうでしょう? 代金引き換えかコンビニで現金払い? クレジットカード? PaypalやPay Payのような決済サービス? 私、実はだいぶアナログタイプでして…。 実店舗では、未だに現金で支払うことの方が多いです。 普段のスペインでの生

EUのEコマースを牽引するスペイン

今月、スペインのObservatorio Nacional de Tecnología y Sociedad(国立技術社会観測所、通称ONTSI) が発表した「Compras online en España(Edición 2023 - Datos 2022)」(スペインのオンラインショッピング(2023年版 - 2022年データ))によれば、スペインのオンライン・ビジネスの量は過去5年間で倍増しており、2022年の電子商取引総額は853億3,200万ユーロに達し、2021

欧州サッカー界に吹き荒れるか?ECの風

ドイツのスポーツマガジンからECに関するニュースを発見しました。 サッカーの世界でも今やECは欠かせないマーチャンダイジングツールです。 今日紹介する記事では、欧州サッカー界ではEC市場は思ったより芳しくないと、少々辛口に批評していますが、さて、今回の記事の主役SCAYLE社は欧州サッカー界にECの“春一番”を吹かせることができるのか? ぜひご覧ください。 ーーーーー 聞き慣れない(私だけ?)企業名がいくつか出てきますので、先に紹介しておきます。 ◎SCAYLE社 ド

2024年オンライン販売のトレンドTOP10 比較してみた

オンラインショップを開く時、この製品で勝負する!といった具体的な商品をすでに用意している場合は、あとはその商品をどうマーケティングしていくか、です。 でも、まだ売る商品を決めていない、どんな商品を売ろうか悩んでいるのなら、今日のコラムは必読です! 中米発の経済マガジン「E&N」が、昨年の売上データを分析し、今年世界レベルでオンライン販売が予想される商品トップ10を報告しました。 あれ? だけどこの手のトピックは、今年の年明け1月にすでに様々な経済紙やECプラットフォーム

ECのカギは物流にあり?!スペインZARA 物流に18億ユーロ投資すると語る

今日はここスペインのニュースを紹介します。 スペイン発のブランドと言えば、バッグなど皮革製品のLOEWE、シューズブランドCAMPER、磁器のLladróなどがありますが、ファストファッションのZARAもまた、今や世界各地でよく知られるブランドではないでしょうか。 現在ZARAは日本では60店舗以上あるとされています。 ファストファッションとは言うものの、洗練されたハイセンスなデザインは多くの人に人気です。 ZARAを所有するInditex、18億ユーロのロジスティクス

2024年 フランスのインターネットユーザーが好むECサイトはこれだ!

日本もハリウッドも、映画のアカデミー賞に沸く今日この頃、ここ最近、ヨーロッパではECサイトのグランプリも続々と発表されています。 今日はフランスのECサイトグランプリの結果を紹介します。 今回、紹介するECサイトにはすべてURLをつけました。 フランス国内のみで展開しているもの、フランスドメインでアクセスできたECサイトについてはフランスドメインのURLをつけています。 中にはスペインでも展開しているECサイトもあり、EUの規定かどうかは不明ですが、我が家のPCからはス

PUMA、Eコマースを刷新。Google Cloudと生成AIで体験型オンラインショッピング

スポーツメーカーPUMAが、新たなEコマースプラットフォームを開発していると発表しました。 このニュース、各国のECニュースでトップになっていたので、私も乗っかりたいと思います。笑。 PUMA、EコマースエコシステムをGoogle Cloudに移行Googleのデータ、アナリティクス、AIソリューションも利用予定 スポーツブランドPUMAは、GoogleのAIとクラウドを利用してオンライン・ショッピング体験を開発している。商品検索と顧客ロイヤルティプログラムをパーソナライ

Walmartでは52%が…。あなたはその5つ星レビュー、信じますか?

私の別マガジン「《スペインの日常から》キッチンリフォームてんやわんや日記」でお伝えしているとおり、現在我が家はキッチンをリフォームしています。 それでここ最近は、スペインのAmazon「Amazon.es」を含む様々なオンラインショップでキッチン用品を物色しているのですが、検索結果画面で「これは…?」と思う商品を探す時に私がまずチェックするのは、レビューがあるかどうかです。★だけでなくコメントもあれば尚可。 目ぼしい商品を見つけたら、次は商品詳細画面をくまなくチェック。 そ

打倒Amazon!?Eコマースで生き残りを賭けるFedExとDHLの戦略

ECビジネスに欠かせないポイントの1つ、それは物流です。 購入者へいかに早く・安全に・安く商品を届けることができるか。 越境ECの場合、届け先の国や地域の物流インフラが整備してあることが大前提ですが、先進国など物流会社が複数ある場合は、それらを賢く選択する必要性も出てきます。 今日は、大手物流会社2社について海外のニュースを紹介します。 FedExのニュースは今年1月の報道で、2月から開設した当noteではお知らせするタイミングを逃していましたが、ちょうどよく?DHLに

日本のEC市場はどう見られている?フランスから・世界からの視点

いくら海外住みだとはいえ、日本人の私が「海外から日本はこう見られているよ」と言っても、きっと大した影響力はないでしょう。(私がもっと有名な専門家かコラムニストにでもなっていれば、多少の影響力はあるのかしら…?) しかし、海外の現地の人々からの言葉だったらどうでしょう? 今日は、DTCグローバルコマースのリードカンパニー、ESW(本社:アイルランド)のフランス支社副社長を務めるJérôme Duclos氏のコラムをご紹介します。 彼らが日本をセールスのターゲットとした時、