マガジンのカバー画像

コラム 越境EC

30
越境EC(オンラインショップ、ECモールetc)に関する世界の記事・レポートを紹介します。
運営しているクリエイター

2024年2月の記事一覧

Alibaba傘下の南アジアEコマース大手Daraz、メモで人員削減を発表

アジアのEC市場といえば、世界的に注目されるのはやはり中国。 次いで日本、韓国、台湾といった、いわゆる極東地域です。 ここ数年EC市場の成長がめざましい東南アジアもよく話題に上がります。 今日の話題は南アジアです。 仕事柄、世界各国のEC情報にアンテナを張り巡らせていますが、南アジアは盲点でした…。 自分、まだまだ修行が足りません…。 どの国が南アジア?南アジアとはどの辺りの国をさすかご存知ですか? 外務省によると、南アジア地域はインド、スリランカ、ネパール、パキスタン、

TEMUで購入された玩具、95%がEUの安全規則に違反?

突然個人的な話をしますが、私がFacebookを開く時は、ほぼ毎回と言っていいほど真っ先に表示される広告の1つが、TEMU。 少し前まではSHEINでしたが、そういえば最近SHEINはめっきり鳴りを潜め、もっぱらTEMUの独壇場といったところです。 私のFacebookでは!ですからね、念のため。 驚異的な成長を世界へ見せつけるTEMUさて、そんなTEMU、2022年に超新星のごとく現れ、同年9月にアメリカでサービスを開始すると、瞬く間にカナダ、オーストラリア、ニュージー

2023年、WalmartのEコマース事業は1,000億ドルを超えた!

越境ECビジネスをおこなう上で、どのECモールで販売するか? これもまた重要なポイントです。 Amazon?eBay?Lazada?天猫国際? ターゲットとする国や地域、売りたい商品のジャンルによって、最適なECモールを慎重に選びましょう。 今日はフランスの老舗流通専門誌「Libre Service Actualités(LSA)」から、Walmartの記事を紹介します。 …とその前に、Walmartについて少しおさらいしますね。 Walmart(ウォルマート)とはWa

ラテンアメリカで成長を続けるeコマース

今日はラテンアメリカ、中南米のEC事情について紹介します。 中南米主要国では、スマートフォンの普及とともに配送インフラの整備が進んでいることから、EC市場も拡大しつつあります。 中南米をターゲットとする日本企業の越境ECの利用も少しずつ増えており、Amazonやアルゼンチンのmercado libre(メルカド・リブレ)といった越境ECサイトの利用が進んでいます。 Statista Digital Market Insightsの最新推計によると、ラテンアメリカ・カリブ海

Amazonで最も収益性の高いカテゴリー ~トレンド、人気、そして可能性~②

前回はAmazonで人気のあるカテゴリーについてお話ししました。 今回は「人気のないカテゴリー」をご紹介します。 人気がないカテゴリーは、果たして収益が見込めるのでしょうか?それとも見込めないのでしょうか…? Amazonで最も人気のないカテゴリーAmazon出品者の間で最も人気のない商品カテゴリーについて分析します。 楽器を扱う出品者はわずか2%で、最下位のカテゴリーです。CDとレコード、旅行用品、ビデオゲームは、それぞれわずか4%の出品者しか扱っていません。 Ama

Amazonで最も収益性の高いカテゴリー ~トレンド、人気、そして可能性~①

日本の製品は、海外で根強い人気があります。 高品質、高機能であること、日本ならではの歴史や文化により用途やデザインがユニークであることなどが、海外の人々から喜ばれる主な理由です。 「日本のものを売ろう!」と考える人も少なくないと思いますが、では何を売るか? 海外で人気の日本製品のジャンルは多岐に渡りますから、商品を絞り込むのも悩みますね…。 今回はEC市場に関するデータ収集・分析のエキスパート、ドイツのECDB(ecommerceDB)から、Amazonの商品カテゴリー