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「好き」なら「好き」だと胸を張って言えば、「好きなこと」が仕事にできる!

「好きなことを仕事にするといい」というアドバイスはよく聞く。しかし、具体的な行動への落とし込み方がわからない。そんな方々のために、今回『「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる』をご紹介したい。たまたま見つけたわけではなく、狙い撃ちで買いに行った。というのも、著者の立花岳志さんはいつも強いメッセージを発しているからだ。プロフェッショナルブロガーであり、ぼくの尊敬する生き方をしている方の一人でもある。だからこその狙い撃ち。そして、購入して数日の一気読み。付箋を貼りたくなる箇所が多くあったが、その中でも厳選したものの、この数……。

章立てはこんな感じ。

第1章 「好き」と「お金」を繋げるキーワードは「情報発信」だ!
第2章 「情報発信」をコツコツ続けるための何より大事な鉄則
第3章 「自分ブランド」を確立するためのブログとSNSの使いこなし方
第4章 リアルでも「特別な人」になるための「パーソナルブランディング」
第5章 好きなことを発信し続けるとお金の価値観と人生が劇的に変わる

要は、「好き」と「お金」を繋げるために、コツコツと「情報発信」をして、「自分ブランド」を確立した「特別な人」になる「パーソナルブランディング」をしようぜ、ということ。

もし「好きなこと」を仕事にしたいのであれば、絶対に読んでおいたほうがいい一冊。というのも、「好きなこと」を発信する前の準備段階から、お金を手にした後の話までされているから。読みながら楽しい未来が想像できてワクワクすること間違いなし。ぼくは自分の過去の経験や今の段階を照らし合わせて、自分ごととして一冊を読み切ることができた。

ぼくは学生の頃から、英語学習、特に、TOEIC が好きであり、現在、講師や編集の仕事をいただけている。このキッカケとなった出来事は、porpor(ぽるぽる)というハンドルネームで「TOEIC 990点への道 -日本から出ずに満点-」というブログを始めたことだろう。この本の中に次のように書かれている。

とにかく好きなことを書きましょう

著者の立花さんは「日記でいいから」と書かれているが、ぼくはまさに日記から始めた人間。ぼくの最初の記事は「大学生です。よろしく。」のような、誰にとっても価値のないものだった。でも、「好き」を発信し続けた。書くことは苦手だった。人の目に晒されるのも嫌だった。でも、「好き」を発信したい気持ちはあった。だからこそ、書き続けることができ、結果、今の仕事につながっているという確信を持っている。

あなたの記事の最大のファンは、あなたの一歩後ろを歩いている人なのです。

この一節を読んで、ぼくはブログの中で「こういう道を歩んでいるよ」と示したかったのだと思う。その気持ちは今も変わらない。

「自分の強みをつくるコンテンツ」とは何か。それは、ひと言でいえば、「なりたい自分になるチャレンジ」です。

TOEIC のスコアアップをしたい人が「この人と同じ道をたどれば、自分にもできるはず」と思ってもらいたい。後を追いかけやすいように、ぼくはリアルタイムで「こんな学習をしている」「こんな効果が出た」という内容を記事にしている。それは講師や編集者になった今でも変わらない。常に実験台でありたいのだ。だから、これからも「なりたい自分になるチャレンジ」に関する記事は多いだろう。

ブログの後に Twitter を始めて「好き」を発信し続けた。そこから、小さな勉強会に講師役として登壇したり、個人的にセミナーを開催したりもした。さらに、大学の講師に加え、雑誌や新聞の取材を受けることもあった。これもすべては「好き」を発信し続けてきたおかげだ。

このように、「好きなこと」を「情報発信」することで、仕事につなげているのではあるが、大きな悩みを一つ抱えている。自分のファンがつかないことだ。それに対して、立花さんは明快な答えをくれた。

多くの人々は、ブログやSNSに中立的な情報、つまり「本当のこと」を求めてやってくるのです。そのときに、発信者であるあなたが本当のことを書いているなら、読者は満足し、あなたを「誠実な人」と認識してファンになります。

我ながらブログに書く内容は抽象的なことが多く、「本当のことに見える」情報が多いのだと思う。その点、もっと具体的に、リアリティを追求した「本当のこと」を発信していかなくてはならないと背筋が伸びている。今や嘘はすぐにバレる時代。だからこそ、本当のことを発信するだけで信頼を得ることができると思って発信していきたい。

好きなことをやるのなら、黙々とやるのではなく、発信しながらやりましょう。

TOEIC について発信し始めたときには、めちゃくちゃ勇気のいることだった。でも、踏み出してよかったと思う。その一歩を踏み出した自分を褒めたいといつも思う。もし黙々と TOEIC の勉強をしているだけだったら、今の自分はありえないから。

この本はブログを中心に発信することを進めていますが、Twitter でも Instagram でも note でも、自分の「好き」を発信して欲しいと思います。ピースオブケイク(note の運営会社)のCXOである深津さんも次のようにおっしゃっていました。

もうあれこれ悩む前に発信してみよう。発信という言葉に抵抗があるならば、「書く」でもいい。とにかく書いて、愛を叫んでみる。「好き」を仕事にしたいなら、「情報発信」がその一歩。この note を読むことによって、一人でも多くの愛が世に溢れ、嫌々やる仕事を辞め、「好き」を仕事にできますように。ぼくは「好き」を仕事にしている先輩として、これからも発信を続けていきます。

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